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●名称及び日時
2008’オープントーナメント北斗旗全日本空道体力別選手権大会
6月 1日(日)
●場 所 仙台サンプラザ メインホール
●主 催 全日本空道連盟
●主 管 大道塾東北本部 
●後 援 文部科学省・宮城県・仙台市・仙台市教育委員会


[師範所感]  
 6月1日(日)仙台サンプラザホールで開催された2008’オープントーナメント北斗旗全日本空道体力別選手権大会において当支部からの出場2選手においては
[超重量級]菅原智範(弐段)1勝1敗(リーグ戦により)
[軽重量級]鈴木清治(弐段)準優勝
以上の戦績を残すことが出来たことは嬉しいの一言だね。
小川 英師範代及び選手達の所感で試合経過(結果)等の詳細を参照ということで・・・はあるが清治の準優勝は特筆すべき結果だったよ。
今まで清治の組手全般=試合結果等を見て(稽古して)来て、俺自身は清治の組手であればと思い「試合が基調」の稽古環境に没頭させることで地区予選迄は、ある程度の戦績(成績)を残して来ているが全日本クラスでは、なかなか思う様にというところがあったけど、今回「実」(←多少の)が出たことは良かったと思うね。
 久々に全日本入賞者を輩出することが出来たこと自体、改めて嬉しいし今回出場した菅原共々(更に他の支部塾生も含め)来年秋の「第三回世界選手権」を視野にしての稽古があることを自覚させて対応して行きたいよ。


[小川 英師範代 大会所感]
 本大会 超重量級(リーグ戦)第1試合に菅原智範(弐段)選手登場!
今回、格闘技関連の雑誌等での発(公)表により、稽古上において投げの対策を重点的に対応してきたものの、予定された柔道家 堀本選手の欠場があり調子が少し狂った感があった様でした。
そして始まった試合、対戦相手の三木選手(早稲田準支部)は身長182?と長身で、今年2月の全日本学生選手権で優勝した選手でもあり以降の画像インデックスでも触れていますが当支部 佐藤将光と決勝を争ったということでは多少(本当に)縁を感じる選手です。
一方、菅原選手は組んでのヒザから小外掛け等からグランド→マウントへの流れをイメージして試合に挑むことに。
ジャブ→右ロー等がヒットするも相手の懐が深く掴みからヒザへのコンビが展開出来ず、逆に相手選手からリーチのあるワン・ツーを貰ってしまう、反撃を試みるも相手との距離が合わない様でパンチが軽打になることも、それでも何とか流れを引き戻すべく試合終盤には頭突き(距離感がズレた場合とかに掴みからの頭突きをすることによって距離を修正するのには有効)を繰り出しヒットさせるが相手選手の手数が優り判定負けに。
大会第1試合ということで実際、試合モードに入り切れなかった様な気がしますし、試合モードにスイッチをONさせてやれなかった自分に深く反省しております。試合内容については相手が長身により、上を向いて(顎が上がり)加撃してしまい、菅原選手の得意打撃である重いフック等が出ず、更に組んでからの展開では相手の押し込みが想像以上に強く、ヒザから小外掛け等への展開が出来なかったと思いますし、右ローも単発ではヒットしていましたがインロー等の変化をつけることにより出鼻を挫くとかも策だったかも知れませんでした。
 2試合目は柔道家 堀本選手欠場により変更になって八王子支部の吉本選手と対戦。
前試合の悔しさ(!)をバネに、いざ試合開始。体力指数は(ほぼ)同じで試合序盤からワン・ツー→ローがヒット(的確に)し流れを掴んだ様で掌底ジャブも繰り出す展開に、相手選手も左右のフックの連打で反撃により、お互い真っ向から「ど突き合い」(=超級は迫力があります!)の流れに、両者スタミナ切れに近い状態でも菅原選手は頭突きをヒットさせ又、ローを出すことにより相手にプレッシャーを掛け続けたところでタイムアップ結果、判定勝ちに。
この試合は、とにかく気持ちで勝ったという感じでしたが前途した菅原選手の得意なコンビでポイントを獲ってほしいところでした。菅原選手(鈴木清治選手同様)は「世界大会」という目標がある訳ですから今大会の反省・修正事項をレベルアップに繋がるよう様に、私自身サポートしていきたいと思います。お疲れ様でした。押 忍
 そして軽重量級に鈴木清治(弐段)選手登場!
初戦の対戦相手は予備戦を勝ち上がった大西選手(日進支部)
試合開始早々左ジャブ・ステップストレート・ミドル等がヒット、スピードのある連打で圧倒し始めると相手選手は組んでの投げ狙いにきましたが組まれても場外エスケープ等、安定した対応で、しっかりと自分の試合を展開。グランド状態でアキレスを狙われるも冷静に対処し以降の打撃戦へ
試合後半はヒットアンドウェイにスピードある連打を加えたことで有効・効果ポイントを奪取、圧倒的な試合運びで初戦突破の感じでした。
 続いて(実質3回戦)の対戦相手は関東地区軽重量級 準優勝の北田選手(成田支部)
北田選手は(前試合を見て)ボクシング経験がある様で、打撃をボディーワークで対処する技術、投げに対しても充分に対応出来る選手。
試合中盤迄は前試合同様、左ジャブ・ステップストレート・ミドルを繰り出すが相手選手も負けずに反撃、又、グランド状態の下になった状態でも冷静な動きで対処=イーブンで展開することに。
試合後半になっても打撃は互角、2度目のグランドにおいてはフロントチョーク(気味)で相手をしっかりロックすることにより動きを封じることに、その後は鈴木選手の打撃が優っていたと思ったが、ここでタイムアップ引き分けにより延長戦に突入。
延長戦中盤までは本戦同様、スピードのある連打で圧倒しすることにより主導権を握る。
ここで相手選手はスタミナ切れ(気味)な様で、掴み・投げ中心に移行していくことに
ここでも鈴木選手はタックルで倒されマウントに展開されるところを(冷静に)フロントロックで対処、その後に鈴木選手の強烈な打撃がヒットし効果ポイントを奪取。それに加え調子のバロメーター(?)である「かかと落とし」も繰り出し、徐々に鈴木選手の手数が優っていくことに。
試合後半、カウンター気味のパンチを貰い相手選手にポイントを獲られてしまうが攻め続ける鈴木選手、一方相手選手はスタミナ切れの状態で動きが悪くなった様でして結果、優勢勝ちを収めることに。
続く準決勝戦の相手だった笹沢選手(中部本部)の負傷棄権(試合結果は別としても私個人、鈴木VS笹沢の戦いを見たかったです!)により決勝の舞台へ。
 そして決勝戦の相手は打撃・グランド=天下一品、誰もが実力を認めるチャンプ アレクセイ・コノネンコ選手(東北本部)
試合はコノネンコ選手の柔らかい動きから切れのあるパンチ(+気持ち良さそうに)を繰り出すのに対し、鈴木選手も左ジャブから右+蹴りを繋いでの反撃。
お互い2〜3度の打撃の攻防から一気に掴みから投げられグランドに引き込まれる展開に=ほぼマウント状態になるも必死に返そうと試みる鈴木選手に対し、コノネンコ選手は左腕に腕固め等のプレッシャーを掛けつつ、反対の右腕を「十字固め」に持っていき完璧に決まってしまい無念のタップ。
とにかく早い動きでしてグランドでは(やはり?)相手が一枚上でした。
その悔しさを今回は共有しました。「リベンジ」の機会までは付き合いますので、是非「天辺」(=頂上)を目指して下さい。
今回、石巻から北斗旗全日本に名を残してくれました(久々に!)同じ仲間として誇りに思います。お疲れ様でした。   押 忍


超重量級 菅原智範(弐段)所感
 今回の北斗旗体力別に参戦し、大変良い経験をすることが出来ました。
まぁ、良い経験とは言ったものの総合的に振り返ると、あまり納得のいく内容ではありませんでした。
まず試合数週間前に(格闘技通信にて)組合せが発(公)表になり、自分の組合せは3人制のリーグ戦で自分のブロックには、早稲田準支部の三木選手と関東地区予選で投げまくって勝ち上がった柔道家 堀本選手(当初の予定)でした。この組合せを見て色々と対策を立て(投げに対する対処法などetc・・・)稽古に取り組みました。
が、しかし当日になり堀本選手が欠場になり自分の対戦相手が変更になってしまい、八王子支部の吉本選手になりました。これはもう自分のスタイルでガンガン行くしかないと気持ちを切替えてウォーミングアップに取り掛かりましたが、なにせ大会第1試合(=開会式直後)で三木選手との対戦が決まっていたので(自分自身、第1試合は初めての経験でして)アップどころではなく緊張しまくりでした。
で、迎えた第1試合、序盤は自分のペースで試合が進んでいましたが、途中いきなり右ストレートを貰い唇が切れ鼻血も出ました。そこからペースを崩して逆に押され負けしてしまいました。
予想外の出来事に戸惑いを隠し切れないまま控え室に戻りました。この試合を振り返ってやはり自分の欠点である疲れて来るとガードが下がり顎も上がる癖を修正して、2回戦に挑みました。
 2回戦目は自分のリズムで試合を進めようとしていましたが又、不用意にパンチを貰い今度は顔面血まみれになり試合が一時中断することもありました。
この時点で、このまま負けてはダメだと思い試合再開と同時に、伝家の宝刀「頭突き」を交えた打撃で突進し結果、判定勝ちしました。
これにより3人が1勝1敗で並びましたがポイントの差で準決勝に進めませんでした。
今回は結構チャンスだったのに勝ち上がれなかった自分の不概なさに深く反省しています。この経験を生かし、今後も全日本選手権そして来年秋の世界大会に出場出来ることを目指して稽古に精進したいと思います。
最後に三浦師範を始めセコンドの支部塾生の皆さん、どうもありがとうございました。   押 忍


軽重量級 準優勝 鈴木清治(弐段)所感
 今回は自分でも予想していなかった結果となりました。
環境(仕事上)が変わり今までの様な稽古(自主トレ含)が出来ず、毎日遅くまで残業、そこから道場まで片道1時間、ちゃんと稽古出来るのは土曜日のみで稽古(練習)量としては過去最低でした。
今後そんな状態のままでただ流されるままに試合をしても怪我したりとか、何よりも対戦相手に失礼なので、実は今大会を最後に一線から退こうと思っていました。ま〜今までの経験から、稽古量豊富で絶好調の時は「好事魔多し」で緒戦にコケたりしたもんで・・・だから「今回は今回でなんとかなるさ・・・」って感じでしたが、本音は初戦を突破する自信すらありませんでした。
 初戦の相手、大西クン(日進支部)とは以前、岸和田(関西地区予選)で試合した事があり、その時は勝利しましたがあれから4年、彼は以前より成長していますが、逆に自分は弱くなっている自信があります。気持ちばかり焦って近距離の打撃だけになってしまいましたが、取り敢えずは勝つことが出来ました=いぎなり「ガオり」ました。
 次の試合(3回戦)は北田さん(成田支部)ですが、かつて自分が東北本部に在籍いた頃に同じ道場で僅かな期間ですが、一緒にやっていた事があり、今回一番マークしていました。
柔道仕込みの投げと強烈な右ローに注意し、初戦とは変わり様子見(=省エネ)作戦でいきました。ローは見切れましたがパンチが重く何発かいいのをもらってしまい、グランドはフロントネック状態のまま堪えて対処し、手数の差?で超超僅差の延長泥試合を紙一重でもの(電池切れで覚えていません)にして、何とか東北1位の面目は保つ事が出来ました。超いぎなり「ガオり」ました。
さて次(準決勝戦)の笹沢さんとは=試合して後はさっさと帰っかな〜と思ってたら何と!「俺、棄権しますから」との事で「えっマヂ!」・・・
 またしてもアレクセイ支部長(東北本部)と今年も戦う事となりました。既に切れていた気力を呼び戻し、いざ決勝へと向かって行きましたが体力・技術の差を埋めるほどの勢いは、今回の自分には無く、昨年の様なベストパフォーマンスは出来ませんでした。何も出来ないままにいつものパターンで一本負けとなり、悔しいというよりもアレクセイ先輩に申し訳ないという気持ちです。
今回で引退するつもりでしたが今大会上位進出者としての「責務」が来年まであります。自分は服部先輩とか笹沢さんとかのAクラスの皆さんとは、多分10ゲーム差くらいは離れていると実感しているので、これからも稽古量の確保はまだまだ厳しい状況ですが何とか気力・体力を切らさず=過去と同じ過ちを繰り返さない様(いつも失敗→反省の繰り返しですが・・・いい加減成長しろよ!)精進していきます。
 最後に、セコンド&グランド指導してくれた小川先輩、今大会セコンド担当の樋口さん、秀人さん、靖さん、道場で相手となってくれた菅原先輩他道場の方々がた、見に来てくれた立子ちゃん、裕美さん、出稽古させて戴いた後藤先輩、金田さん他、応援して下さった方々、そしてここまで育ててくれた三浦悦夫師範に感謝いたします。本当にありがとうございました。来年は自分の格闘人生の「千秋楽」を迎えられるよう頑張ります。  押 忍
 
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北斗旗(体力別)が3年振りに地元宮城(仙台サンプラザホール)で開催されることに第2(今は解体されてしまったが宮城県スポーツセンターに続き)の「聖地」になってほしいね

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前日の「全国運営会議」において
俺が被写体に入っていないのは=(当然)カメラを持っているのは俺だから

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チャンピオンフラッグの下、いよいよ08’北斗旗体力別が開催ってことだよ

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やはり(改めて)会場内+雰囲気(=観客)はイイッ!選手冥利に尽きるね

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3年振りに地元開催でも?開会式直後のルール説明(=またしても)は俺が担当することに

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表彰式(閉会式)後
各クラス入賞者一同で記念撮影

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戦い終えて
試合結果(経過)については各所感を参照願います!

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菅原智範(超重量級)試合回想
前日計量=一発パス!

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試合前のウォーミングアップ
去年の無差別から必ずセコンドを対応してもらっている一般部の小川 英さん
=自身も北斗旗を選手として経験しているので試合進行の流れとか、対応(面)も熟知しているので何とも心強いよ

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菅原(画像・右)初戦の対戦相手は三木善靖選手(早稲田準支部・4級)
三木選手は08’関東地区推薦の選手
今年の2月 全日本学生選手権の決勝戦で当支部 佐藤将光と対戦したことがあり、何かの「縁」を感じるよ
※今回の大会、超重量級は2ブロックによる予選リーグ戦

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