アルバムトップ : 2003年 : CHINESE・KUNGFU・KING・CHALLENGE(中国散打交流試合) :  Total:11

11月21日(金)一日目
 押忍〜!石巻支部の遠藤です。昨日総本部の高松先輩から『成田空港で15:00集合』 という電話があり、「田舎っぺの遠藤(理由:コンビニまで3km自動販売機まで2km)」 は電車の乗り換えが不得意なので仙台空港から成田空港への国内線を利用しました。15:00 の待ち合わせ場所で東先生、加藤先輩、飯村先輩、散打の大会出場選手、散打の木本先生、 通訳担当の植田さんと合流できました。滞りなく出国手続きが済み、出国、無事中国へ到着しました。
 入国手続きが済むや大会関係者(公安?)に出迎えられて、パトカーの先導(信号すべて無視) によりバスにて宿泊先の「中国服装会館」まで案内されました。その後夕食(なんと23:00) だったのですが、明日は計量がある為軽く済ませホテルへ戻り寝ました。

11月22日(土)・二日目
 09:30より宿泊先にて記者会見を行いました。想像以上に報道関係者が集まり驚きです。 この席上で計量検査を実施。日本側の選手は全員無事クリア(松下さん遅刻の為除く)できました。 ・・・が、中国側において、山崎さんと対戦する選手が契約ウェイト55kgより5kgオーバーの60kg、 私の相手が契約ウエイト58?に対し約2kgオーバーの約60kgと体重オーバーではないですか。 加藤先輩方はご立腹です。明日の大会までは体重を落としてくるということで一応解散。 私達は昼食へと向かいましたが、そこには中国選手団が来店され、 減量するはずの選手達がバクバク食べ始めるのではありませんか。みんなは唖然・呆然。 特に女性選手は5kgの減量を強いられているのに皿を持って食べています。 明日の計量はどうするんでしょうか。
 昼食後、13:00から軍の施設でメディカルチェックを実施、ホテルへ引き上げました。 夕食までは時間があったので部屋で役2時間位ストレッチやシャドートレーニングをし体調を整えました。 この時点で今すぐにでも試合をしたいくらい調子がすこぶる快調でした。 明日が楽しみで堪りません。(・・・後日後悔しました)

11月23日(日)・三日目
 三日目、大会当日です。会場にて09時00分からのリハーサル終了後、 東先生達が相手選手のウェイトオーバーの件で関係者へ確認したところ再計量する気はなく、 公式ルール上失格なのに出場するとのことでした。抗議の結果、相手が10オンスグローブに 対し私が8オンスで、各ラウンド毎に3ポイントの加算ということで合意したようです。 ホテルへ帰った後、飯村先輩にわざわざ両拳にバンテージとテーピングテープを巻いて貰いました。 18時00分に会場入りし、日本テレビも来ているということで事の重大さに責任を感じてきました。 選手控え室で各々シャドートレーニング中大会関係者が入ってきて、 私達のバンテージ等が厚すぎるということで抗議してきました。加藤・飯村両先輩は、 「ルールに記載されていなく相手選手のウエイトオーバーに比べて支障ないのでは。」 と説明したようですが、受け入れてもらわれずバンテージを巻きなおす事になりました。 慌しくも準備が終わりセレモニーも滞りなく進行し、私の試合が近づいてきましたが、 使用する8オンスグローブがなく、第1試合目の山崎さんのを使用することになり、 急きょ第3試合目と入れ替える事になりました。
  いよいよです。名前を呼ばれリングへ上がり一周し、加藤先輩にマウスピースを銜えさせてもらいました。 ゴングが鳴り試合開始です。いつもどおり右へステップしながら回りこみ相手選手の様子をうかがおうと しました。相手が蹴り技を出してこない様子だったのでステップインしてジャブからストレート を打つつもりでしたが、何故か足が動かずステップインできず、パンチも出せませんでした。 その瞬間中途半端なガードをしたところへ逆に相手選手のワンツーから左ハイキックを貰って ダウンしたようです。何がなんだか分かりませんでした。立ち上がろうとした瞬間、 目に落ちているタオルが映ったので私の試合が終わったことを自覚しました。
 控え室で、全然持ち味を出せなかった自分に腹が立ち、壁に八つ当たりをしてしまいました。 許されるなら今すぐにでも再試合をしたい気分でした・・・あんなにコンディションがよく、 K.Oだけはされたくないという気持ちがあったので本当に悔しい限りです。 他の選手の皆さんは全員負けましたがすべて善戦だったようです。今夜は悔しくて寝れそうにありません。

11月24日(月)・4日目
 やはりあまり寝れませんでした。寝ても短時間で目が覚めます 。中国まできて自分の持ち味が出せなかったのが悔やみます。初のダウンが 初のK.O負けになるなんて思ってもみませんでした。 が、終わってしまったものは仕方ありません。落ち込んでいたら皆さんを不愉快にしてしまいますので、 気持ちを切り替えて本日の観光を楽しみたいと思います。
 さて観光はというと、万里の長城へ行きたかったのですが、 遠いという事で平安門広場へ行くことになりました。


11月25日(火)・5日目
 今日で私の中国・北京遠征は終わりです。無事日本に帰国できとうとうお別れです。 皆さんとは五日間しか共に行動できませんでしたが、大変勉強になりました。
東先生、大会に出させて頂いたのにこのような結果になりまして大変申し訳ありませんでした。
加藤先輩・飯村先輩、ウェイトの件やバンテ−ジ等の件で一生懸命してもらいまして有難うございます。 とても感謝しています。試合を観てもらいこれからの事でアドバイスして頂きたかったのですが、 無様な試合で大変申し訳ありませんでした。
散打の木本先生と通訳担当の植田さん、選手の皆さん大変お世話になりました。有難うございます。
そして三浦師範、出国するまで資料や手続き等でまたまたお世話になりました。 これからもお世話になります。
最後になりますが、私は今回の悔しさをコヤシにし、今まで以上に稽古をして春の北斗旗へ出場して先生、 先輩方へ恩返ししたいと思います。 押忍。
 
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大会関係者と面会の図 (左から東先生、通訳担当の植田さん、 他大会関係者の方々)

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参加者の皆さんの図 (左手前から山崎さん、末廣さん、飯村さん、散打の木本先生、右手前から吉野さん、有川さん、 加藤先輩)※松下さんはパスポート忘れた為まだ来ていません

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夕食の図 (左から本人、東先生、大会関係者) ちなみに料理はしょっぱい・辛い・塩辛いで薄味の私にはあいませんでした。

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記者会見の図

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インタビューされている図

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戦相手の選手との図

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記者会見終了後の図
中央奥で中国選手団が腹いっぱ食べています

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宿泊先にて飯村先輩にバンテージを巻いて貰っている図

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控え室にて同部屋の有川さんの図

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平安門広場の図

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