●名称及び日時 2018年 第55回 大道塾東北地区交流試合 9月9日(日) ●場 所 登米市中田B&G海洋センター 武道場 ●主 催・主 管 (社)全日本空道連盟 大道塾登米支部
[師範所感] 11月末の第5回世界空道選手権及び第2回世界ジュニア空道選手権の関係で本大会は「地区予選」の性格ではなく交流試合の形になり、当支部からエントリーして試合結果としては [交流試合] シニアクラス(軽量級) 工藤浩行(3級) リーグ戦2敗 U19女子交流戦 末永あゆ(初段) リーグ戦1勝1敗 の戦績であった。 今回(何回か[師範所感]でふれているが)出場した支部塾生は参加数の少なさは残念であったが全般的に「打撃主体」に拘った感があったね。それはそれで「一つの方向性」としては理解・合点はするが「空道」として当然ながら打撃以外には投げ+グランド(締め・極め)とか掴みからの打撃とかの要素がある訳だから、例えば掴み(投げ)+打撃→グランドに移行する対応(自分から仕掛ける気概も持って)も視野に入れてほしかったね。それを今後の稽古(いろんな要素で修正を補う)において、どう反映させていくか期待したいところだよ。 出場した選手は今回の位置ではないはずなので、改めてだが「稽古量の確保」を唱え実践させていきたいね。 小川 英 師範代「試合観戦記」 去る9月9日(日)第55回大道塾東北地区交流試合が登米支部(後藤支部長)主管で登米市中田B&G海洋センター武道場にて開催されました。当支部からは3選手がエントリーしていましたが、直前で阿部宏信選手が負傷欠場となり末永選手と工藤選手のみの出場となりました。 U19女子リーグ戦では末永選手が2試合で1勝1敗の結果となりました。2試合共、小柄な選手との対戦となりましたがいつも以上に固くなっていた様に感じました。初戦はいつものパンチ+蹴りのコンビネーションが出ず単調となり、組んでは投げからグランドの展開になりマウントからの決めで効果を奪われてしまいました。得意とする打撃で挽回を試みるも何時もの素早いパンチの切れがなく敗戦しました。2試合目もやはり打撃の切れが無く単発パンチの流れは変わらずで、本戦は主審引き分けでの延長戦となりました。ここからやや動きが良くなり蹴りをキャッチして、パンチを合わせ倒す展開に持ち込み流れを作る。その後も時おりフェイントからのからのパンチを繰り出し、蹴りをキャッチしては倒す展開で優勢勝ちとなりました。ようやくエンジンが掛かってきたところでしたが初戦が悔やまれる結果となってしまいました。新たなステージを見据えた試合でしたが引出しは残したままなので次回は課題を克服してすべてを開放してもらいたいと思います。 シニアクラスリーグ戦では工藤選手が2試合を戦い抜きましたが2敗の結果となりました。初戦は何時もの動きで頭を振り距離をとり様子を窺うがパンチを受けてしまう。回りながら様子を見るがパンチの手数が出ないところを連打で効果を奪われてしまう。そして今度はガードが開いたところを狙われパンチをもらうが打ち返すが再び連打で効果を奪われる。しかし工藤選手は最後まで諦めず持ちこたえました。2試合目は、いつもの動きでタイミングを計るが先にパンチをもらい効果を奪われてしまう。その後も距離を取って回るが仕掛ける前に相手選手の強烈なパンチ連打をもらい効果を奪われる。気持ちを奮い立たせ向かっていくが今度はガードが下がったところを強烈な上段回し蹴りをもらってしまう。なおも立ち続ける工藤選手だったが試合続行不能の裁定となりました。残念な結果となりましたが稽古回数は支部内では1番でありハンディを抱えての試合内容は本当に立派でした。今後も一歩づつ階段を登ってのいただきたいと思います。 今大会は当支部を含め出場選手が少なく塾長からの御指摘もあり少し残念でしたが、相変わらず頑張って出場する選手には元気をもらいました。改めて当支部塾生の奮起を期待します。最後に三浦師範始め選手・御父兄・サポート塾生のみなさんお疲れでした。今後も試合に向け強力なサポートをお願い致します。 押 忍 U19女子交流戦 末永あゆ(初段)所感 9月9日(日)に開催された東北地区交流大会に出場してきました。 初戦は仙台東支部の菅野選手と試合でした。直ぐに掴みからのグラウンドになりマウントで効果を獲られてしまいました。その後、腕十字を掛けられた時は相手のタイミングに合わせて立ち上がり上手く腕を抜くことが出来ましたが、自分が1度上になった時、直ぐに立てば良かったと思いました。試合の流れとして自分の間合いで戦うことが出来ずポイントを取り返すことが出来ずに菅野選手の優勢勝ちとなりました。もっと蹴りやリードパンチを出して自分のリーチを活かした戦い方をしたいと思いました。又、無理に相手に合わせてグラウンドに付き合わない様にしようと思いました。 次の試合は仙南支部の斎藤選手と試合でした。掴みからのグラウンドに持っていかれポイントは獲られることはなかったですが、私もポイントを獲ることが出来ず延長戦になりました。延長戦では私が上のグラウンドになりましたがマウントを取ることが出来ずポイントは入りませんでした。斎藤選手は前蹴りを使って来るのでそれを掴んで「捌く」というのを意識して戦いました。それだけではなくもっと自分からパンチや蹴りを出し、攻めていけば良かったと思いました。ポイントはゼロでしたが判定勝ちすることが出来ました。塾長にもパンチの際に腰が入ってないと言われたので、腰を入れてパンチの距離を伸ばせる様に意識したいと思います。 今回の試合で自分の課題が分かったので世界大会までにその課題を無くしていきたいと思います。 押 忍 |
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