●名称及び日時 2017’秋期空道体力別東北地区大会及び第53回交流試合 9月18日(月・敬老の日) ●場 所 仙台市武道館 柔道場 ●主 催 (社)全日本空道連盟・仙台市空道協会 ●主 管 (社)全日本空道連盟 仙台西支部長田道場
[師範所感] 11月の第3回アジア空道選手権の関係で本大会は「地区予選」の性格ではなく地区大会の形になり、当支部からシニアクラス2名がエントリーして試合結果としては [交流試合] シニアクラス(指数200未満) 佐々木敦(初段) 準優勝 同じカテゴリー出場の工藤浩行(6級)初戦敗退であった。 今回(何回か[師範所感]でふれているが)出場した支部塾生は「打撃主体」に拘った感があったね。それはそれで「一つの方向性」としては理解・合点はするが「空道」として当然ながら打撃以外には投げ+グランド(締め・極め)とか掴みからの打撃とかの要素がある訳だから、例えば掴み(投げ)+打撃→グランドに移行する対応(自分から仕掛ける気概も持って)も視野に入れてほしかったね。それを今後の稽古(いろんな要素で修正を補う)において、どう反映させていくか期待したいところだよ。 出場したシニアクラスの選手は今回の位置ではないはずなので、改めてだが「稽古量の確保」を唱え実践させていきたいね。 小川 英 師範代 「試合観戦記」 9月18日(月・敬老の日)仙台市武道館 柔道場にて2017’秋期空道体力別東北大会及び第53回東北地区交流試合が開催されました。当支部からは交流試合シニアクラス体力指数 200未満に2名が参加しましたので激戦を振り返りたいと思います。 工藤選手(54歳・6級・シニア指数178)は道場稽古回数をよくこなして試合に挑みました。対戦相手は実績のある東北本部 宮城選手(48才・2級・シニア指数183)でした。序盤から切れのあるパンチを繰り出す宮城選手に対し、やや慎重になった工藤選手が守りに入り手数が出なくなる。宮城選手との距離を取って横に回って様子を見るが隙間からパンチを入れられ効果を奪われる展開に。何とか頭を振りパンチ+蹴りのコンビネーションを狙うが相手の再びパンチを受けてしまい反撃が出来ずタイムアップとなりました。スタミナは十分でしたが効果ポイント負けとなりました。次回は是非とも強烈なパンチをヒットさせてもらいたいと思います。 そして同じトーナメント内で佐々木選手(52歳・初段・シニア指数198)が出場し、シード後の対戦相手は仙台東支部 澤田選手(39才・1級・シニア指数186)となりました。序盤から佐々木選手が圧力をかけ、掌底フックをあてて攻勢をかける展開になる。距離が詰まると首相撲から膝連打で振り回し倒す展開に。体力差を活かした試合を作り判定勝ちとなりました。次の決勝戦は工藤選手を下した宮城選手との対戦となりました。序盤は宮城選手が切れのあるパンチをヒットさせるが、佐々木選手は構わず前に出て圧力をかける。しかし左ガードが下がった隙間を狙われカウンターパンチで効果を奪われる。距離を詰め組みついて首相撲から膝を狙うがグランドの展開にして、上になるが攻めきれずスタンド勝負となる。宮城選手のパンチがヒットし再びポイントが入る。諦めずに前に出る佐々木選手だが自分のペースに持ち込めずタイムアップとなる。佐々木選手は稽古でみせる蹴りが出ていませんでした。次回に期待します。 大会総評では塾長より稽古回数の大切さを御指摘いただきました。大会上位選手は毎日稽古していること、それが全てだと実感いたしました。本大会は「全日本予選」ではありませんが当支部からは参加者が少なくいつもより少し寂しい大会となりました。三浦師範始め選手・塾生の皆さんお疲れ様でした。11月12日(日)には仙台市(青葉体育館)で第3回アジア空道選手権大会とジュニア空道選手権大会が開催されますのでみんなで盛り上げましょう! 押 忍 シニアクラス・指数200未満 工藤浩行 所 感(シニア・6級) この度は第53回東北地区交流試合に参加させていただきありがとうございました。 思い起こせば「空道」を始めてもうすぐ2年。経験も無く脳出血のリハビリとして始めた空道ですが、三浦師範・諸先輩方の温かく熱心な指導により、ここまで来ることが出来ましたありがとうございます。 さて試合ですが当初、足を使って距離をおいて戦うつもりでしたが相手の鋭いジャブからの連打を止められず押される一方でした。反撃しようにも隙を見て攻め込んで来ます。結局、相手の攻撃に耐え立っているのが精一杯でした。師範からは試合でガードが下がる悪い癖を指摘されたので今後の課題としていきます。 最後になりますが今回の試合にあたり稽古していただいた道場の先輩方ありがとうございました。そして何より直前まで鍛えていただいた三浦師範ありがとうございました。これからも御指導よろしくお願いいたします。 押 忍 シニアクラス・指数200未満 準優勝 佐々木敦(シニア・初段) 前夜の暴雨風が嘘のように晴れ渡った試合当日、私は小川師範代に帯同してもらい青葉体育館に向かいました。車中では雑談で緊張感がほぐれることが出来、大変助かりました。 試合の方ですが初戦の澤田選手(1級・仙台東支部)との試合は途中寝技になり、寝技が不得手の私は何とか離れようとしましたが、引き込む力が強く苦戦。しかし辛うじて勝つことが出来ました。 2戦目の宮城選手(2級・東北本部)は1年前にも試合した方でして、その時は次の試合を棄権するほど殴られての敗戦だったため、今回は意気込んで挑んだのですが、前回同様に敢えなく「被弾・・」して残念ながら雪辱を果たすことは叶いませんでした。 しかし今回は大きなダメージはなかったので「良し」と受け止めることにします 押忍! 試合に向けて指導していただいた三浦師範、稽古に付き合ってくれた支部の皆さん、当日セコンドを務めてくれた小川さん、同じく自分のケガを押してまでサポートしてくれた阿部君、一緒に出場して試合では長足の進歩をみせてくれた工藤さん、皆様に感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。 |
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