●名称及び日時 2013年 北斗旗全日本空道無差別選手権大会 5月19日(日) ●場 所 国立代々木競技場・第二体育館 ●主 催 (社)全日本空道連盟 ●主 管 大道塾 ●後 援 文部科学省・東京都 ●協 賛 イオンモール(株)・(株) 安藤・間 (株)マルハニチロ食品 オフィス・デポ・ジャパン(株)・闘道館
[師範所感] 11月16日(土)国立代々木競技場・第二体育館で開催された2013'北斗旗全日本空道無差別選手権大会において当支部から出場した須田慎也(初段)は初戦で渡辺選手(岸和田支部)から効果の取り合いの末、敗退。 一方の阿部宏信(初段)は初戦の野呂選手(江東支部)から都合、効果×2を奪取しての勝利。次の試合では谷井選手(早稲田準支部)に終盤で効果を獲られてしまい敗退という結果・戦績に終わった。 今後に向けた修正事項・・・単的には「稽古の継続」を念頭に精進するということは「第一」だが、今回の試合展開及び内容等を踏まえ修正事項とか今後の稽古で対応する内容とかを今回の出場選手は勿論、支部塾生にも良い意味で「還元=共有」出来る様にしていきたいと思うよ。=もう次の戦いは始まっている(来年の春(体力別)は第4回世界大会の最終選考試合も兼ねており)のだから! 今回の試合経過等については、以下の小川 英師範代及び選手達の所感で試合経過(結果)等の詳細を参照ということではあるが、改めて本人達の自戒に期待したいね。 小川 英師範代 「試合観戦記」 去る11月16日(土)2013’北斗旗全日本空道無差別選手権が東京代々木にて開催されましたので当支部出場選手の試合を振り返りたいと思います。 Aブロック前半のブロックに体力指数229の阿部選手(初段)が登場。相手は江東支部内弟子(関東地区推薦・1級)で体力指数は235である。序盤から阿部選手は左リードダブル・カウンターの右パンチを繰り出すが相手選手も上手くかわしお互いパンチ・蹴りが単発になり様子見で五分の展開が続く。若干だが組み手スタイルが似ている様だ。中盤からは阿部選手が右前蹴りをヒットさせパンチで攻めて流れを作ると、不用意に出した相手右ローをキャッチし右パンチをヒットさせて倒し、グランドへ場外際だが上から突っ込み絞めで攻めるが場外となる。再びスタンド勝負となり相手選手にパンチから組まれるがフック・アッパー連打で効果を奪う。相手選手も起死回生の右肘をヒットさせ組んでは頭突きで攻めるが阿部選手も逆に定番の頭突き・前げり・ビザをヒットさせ再び効果ポイントを奪い振り回して倒し、グランドではマウントからパンチで決めるが場外となりここでタイムアップになり結果、効果ポイント優勢勝ちとなる。 2回戦は早稲田準支部の谷井選手(関東無差別予選2位の1級体力指数232)である。この体力指数で2位は相当な実力者と見て間違いない。序盤から阿部選手はいつも通り前に出るが相手選手は距離をとりサークリングをしてサウスポーで迎える。阿部選手は右パンチのフェイント仕掛けるが相手選手は左ミドル風の蹴りを繰り出し牽制、再び蹴り出すと阿部選手は距離を詰め頭突きを狙うが上手く下がられ絶妙の釣り込み足風の捨て身技で場外へ飛ばされる。スタンドではお互いパンチを単発で交換すると相手選手が再び左ミドルを繰り出し、阿部選手がキャッチするが倒せず逆に前回りからの膝十字を狙われるが、何とか場外となる。その後お互いパンチ・蹴りを繰り出すがポイントには至らず。ここで相手選手の左ミドルに合わせ、阿部選手の軸足刈りがきれいに決まるが決めまでにはいたらず。その後、ロシアンステップでパンチを繰り出す阿部選手だか相手選手も上手く捌き、五分の展開に、ここで再び蹴りをキャッチした阿部選手だか攻めきれず場外へ。その後、再三パンチで仕掛ける阿部選手だが相手選手はビザを合わせ背負投げ風に倒しニーオンから決めパンチで効果ポイントを奪って、ここでタイムアップになりポイント負けとなる。残念ですが、ある意味で石巻支部 阿部選手の実力を知らしめた試合だったと思います。相手谷井選手は結果、本大会第3位に入賞しました。今後の阿部選手に期待します「お疲れ様」 Cブロック後半に体力指数249の須田選手(初段)が登場。相手は体力指数259の岸和田支部渡部選手(弐段)全日本無差別で2010’12’第6位入賞の実力者である。試合序盤から須田選手はいつも通り距離とり仕掛けのタイミングを図る。相手選手は左リードでリズムをとり、時折り蹴りを繰り出しパンチ連打で場外際まで追いかけビザ・肘を振るう。須田選手も負けじとパンチ連打で応戦場外となる。再び左リードでリズムを取り右の蹴りをヒットする相手選手に須田選手は右パンチを振るい、組んでは小内落とし風に攻めグランドの展開となるが場外へ。その後、須田選手は相手選手の右ハイをかわしパンチを合わせ効果ポイントを奪って小内刈りで倒すが、バックを取られ絞めで攻められるが何とか凌いでグランド時間となる。スタンド勝負では須田選手は先にパンチで仕掛け押し返されるが場外際、巴投げまで繰り出す。その後、パンチ連打で攻める須田選手に相手選手は絞め狙いでバックからグランドへ。(グランド時間無し)再びスタンドでは三浦師範の「殴れ」の声に同調するように相手選手の蹴り終わりにジョンジョーンズばりの回転肘打ちを繰り出しパンチ連打で攻め続ける須田選手。その後は小内刈りで倒し試合を作る。ポイント優勢勝ちと思った瞬間、相手選手の狙いすました右ハイがヒットし効果ポイントが入りここでタイムアップ。効果ポイントイーブンの判定は4-0で判定負け。残念ですが臆せず攻め続けた良い試合でした。須田選手も実力を発揮出来た試合だったと思います。相手の渡部選手は本大会第5位に入賞しました。須田選手の今後に期待します。今回の試合に向けて仙台西支部長田師範・東北本部コノネンコ師範に出稽古で鍛えられたことで両選手とも次につながる素晴らしい動きでした。次回は是非とも上位入賞してください。 今大会は土曜日の開催であり前日から三浦師範を始め、選手・サポートの支部のみなさん毎回応援に駆け付けてくれる河村さん・合気道師範の清水さんはメロディー夫人と前日から酒宴に合流+応援ありがとうございました、そしてお疲れでした。最後に出稽古の御協力いただきました長田師範・コノネンコ師範ありがとうございました。試合の2日前に現れてガチスパーしてくれた清治パパありがとう。これからも石巻支部を盛り上げていきましょう! 押 忍 全日本無差別 須田慎也(初段)所感 春の北斗旗体力別選手権に続き初の北斗旗無差別選手権に出場できたことに感謝いたします。今年を振り返ってみると黒帯取得・春の体力別選手権に出場、更に無差別選手権と立て続けにことが進み、今迄の空白の10年を取り戻した様な1年でした。三浦師範を始め石巻支部の皆様の御尽力に感謝いたします。 無差別選手権の内容については、初戦の対戦相手は岸和田支部の渡部選手であり、過去幾多の北斗旗において上位入賞を果たしている実力者であり、更に階級(体力指数)も自分より上ということで試合開始前まではかなり緊張しておりました。試合が始まり前半は相手の出方を窺い途中、自分のパンチがヒットし効果を奪いましたが、その直後、寝技に移行しバックからのチョークを狙われ、まさに東北予選決勝での負けパターンと同じ展開でしたが小川師範代の指導の下、チョークに対するディフェンスが出来ていたので問題なく切り抜ける事が出来ました。続く2回目のグランドでは絞め技をかけられ、かけられた瞬間ヤバいと思いましたが、これも何とか凌ぐ事が出来ました。(寝技終了間近、一瞬記憶がなくなりましたが・・・)スタンドから再開し若干、意思朦朧としている中で時計を見たら試合時間が残り後僅か、試合内容は劣勢でも自分に効果☓1があり一瞬、自分の勝利を確信してしまいました。しかし残り5秒(?)で上段蹴りによる効果を奪われ、結果は判定で渡部選手の優勢勝ちとなりました。試合終了間近にポイントを取られたことは東北無差別予選でもあり、改めて自分の精神面の弱さを痛感いたしました。 セコンドについていただいた小川師範代・岡崎先輩・応援していただいた皆様に対し不甲斐ない試合で申し訳ありませんでした。又、試合に出るチャンスがあれば頑張りたいと思います。最後に忙しい中、仕事を休んでまで応援に来ていただいた皆様に対し感謝いたしまして所感とさせていただきます、ありがとうございました。 押 忍 全日本無差別 阿部宏信(初段)所感 今回9月に行われた無差別東北予選において結果を出すことが出来ませんでしたが、推薦選手に選出していただき、ありがとうございました。結果は昨年の全日本無差別と同じく2回戦敗退でした。応援していただいた皆さんの御期待に、中々答えることが出来ず残念です。全日本前の出稽古では仙台西支部の長田師範には精神的なお話をいただきました。特に「私は防御を意識したことはない。全て攻撃に繋げる為、動きの中の受け返しです。」と言うことが印象に残りました。 東北本部のコノネンコ師範にはパンチの角度や体軸の位置等の空道を理論的に指導していただきました。又、久しぶりに意識が飛びそうな程のパンチを何発も貰い並のパンチでは倒れない自信も付きました。 さて、今回の試合内容ですが初戦は江東支部 内弟子の野呂選手でした。ただでさえ緊張する1試合目で「内弟子」しかも、かなりの強面の方で不安でしたがミット打ちやシャドー・セコンドの先輩方と楽しく話をしている内に、緊張もほぐれ落ち着きました。そして試合が始まると相手の攻撃が良く見え、ほとんど被弾することなく中間距離を保つことが出来ましたが、私の攻撃もジャブ・前蹴りはヒットしましたが右ストレートが大振りでスピード無いのでかわされ、互いにポイントが無いまま後半へ。流れの中で掴んでのアッパー&フック連打で「効果」を獲り、その後もパンチで「効果」を追加。グランドになる場面もありましたが小川 英先輩直伝の「突っ込み絞め」で極めるチャンスもありましたが、極めきれず時間切れ。結果は優勢勝ちでした。 次の2回戦は上位入賞常連の谷井選手。内容は「谷井選手牽制気味の攻撃出す」→「私がかわしてパンチで前に出る」→「投げられる」の繰り返しでした。試合中、同じ流れが繰り返している事は気付いていましたが、その状況を変える方法が思い付かず、時間が迫り終了間際に焦ってコート中央付近でパンチで出たところを、投げられニーザベリーで極められ「効果」を獲られ優勢負け=完敗でした。 2試合をつうじて今回の課題だった「頭を振って中間距離で打ち合う」は、大体は出来たと思いますが、その代わり右ストレートに変な癖が付いていた様で、その修正と更なる打撃強化が今後の課題だと思います。 最後に応援して頂いた皆さんに感謝して今後(次)も頑張ります、ありがとうございました。 押 忍 |
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