●名称及び日時 2013年 北斗旗全日本空道無差別東北地区予選及び第47回交流試合 9月23日(月・秋分の日) ●場 所 仙台市泉総合運動場 武道館 ●主 催 (社)全日本空道連盟大道塾 仙台東支部 ●主 管 日本ワールドゲームズ協会加盟団体(社)全日本空道連盟 [師範所感] 23日(月・秋分の日)に泉総合運動場武道館で開催された13'無差別東北地区予選+交流試合の結果(詳細等)はが開催された。 当支部からは無差別予選、一般白帯、シニア空道ルールの各クラスにエントリーし、結果は「お知らせ」「師範ブログ」を参照、試合詳細等は以下の小川師範代・阿部 靖さん(シニア 初段)の観戦記・選手所感を参照ということではあるが、今回の大会(試合)全般をとおし投げ+グランドの対応(精度)を上げて行きたいと考え、今後は稽古曜日に固定時間を設け集中的に取り組ませたいね。ただ、俺自身が自負しているところで大道塾(空道とはいえ)は「打撃」が主体であることは譲れないところなので、その辺の「バランス」を考え稽古させていきたいね。又、今回の試合結果により次の目標(=13’北斗旗無差別)へのアプローチとして選手への稽古集中をさせることを主眼に対応していきたいよ。 小川 英師範代 「試合観戦記」 去る9月23日(月・秋分の日)仙台市泉総合運動場 武道館にて北斗旗無差別東北地区予選及び第47回交流試合が仙台東支部主催で開催されましたので当支部選手の激戦を振り返りたいと思います。 先ずは、交流戦白帯で当支部狩野・大西選手(ともに無級)が同門対決となり延長までもつれ込む激戦を演じたデビューを果たし、結果は大西選手の判定勝ち。 シニア戦参戦の馬場選手(2級)は木町支部 中村選手(初段・48歳)と対戦。得意の左ミドルを繰り出す馬場選手だか接近からグランドへ持ち込まれ対応出来ず、襟絞めで1本負けとなりました。 そして無差別予選出場の三浦選手(初段)初戦は東北本部の篠原選手(1級)。終始プレッシャーをかけパンチ+蹴りのコンビで攻める三浦選手がグランドも凌ぎ、組んでの連続ビザで効果ポイントを奪取し優勢勝ちとなりました。2回戦は仙台東支部の阿部選手(3級)。序盤からパンチ・右ミドルのコンビを繰り出すがキャッチされタックルから持ち上げられグランド+バックを取られ裸絞めで無念の1本負けとなりました。 岩本選手(5級)初戦は秋田支部の高橋選手(3級)。序盤から積極的に振り回す様なパンチ連打をさせ効果ポイント奪った岩本だが、その後に組まれグランドへ持ち込まれてしまう。マウントを取られるが必死に密着するが定番の決めパンチで効果を奪われ、更にV1アームロックを決められ1本負けとなりました。 阿部選手(初段)初戦は角田支部の大橋選手(1級)。やや手数の少ない阿部選手だか要所でパンチを集め都合、効果ポイント2を奪い優勢勝ちとなりました。2回戦は木町支部の近田選手(弐段)で北斗旗体力別準優勝の実績ありの強者である。序盤から阿部選手がプレッシャーをかけパンチで攻めるが、サウスポーの近田選手に上手くかわされ、いつもの動きが出来ない。再びパンチで攻めるが左ハイを合わされ効果ポイントを奪われる。反撃の打撃戦に持ち込みパンチをヒットさせるがポイントには至らず。後半いつもの組んでの頭突きを繰り出しビザをヒットさせるが流れを変えられない。ほぼ互角の展開だったが判定負けとなりました。残念=それでも11月を視野に稽古を怠らずに! 世界戦士菅原選手は稽古でBBY蹴りが古傷を直撃し再発、ハンディを背負いながらも2回戦(初戦は不戦勝)から参戦し総本部の深澤選手(初段)と対戦。開始早々、二段蹴りで意表を突くが深沢選手は慌てず近距離でカウンターパンチを合わせて効果を奪う。菅原選手はいつもの強烈な右ローが出ず、逆に場外まで押し込まれ肘打ち・ビザを入れられでしまう。起死回生のジャンピングパンチで攻めるが流れを作れずにポイント判定負けとなりました。古傷の影響でいつもの突進力がまるで出ませんでした。残念=それでも11月を視野に稽古を怠らずに! 須田選手(初段)も2回戦(シード)から参戦、仙南支部工藤選手(6級)との対戦になる。序盤から積極的に手数を出し場外際では強烈な肘打ちを繰り出す。その後もパンチ+蹴りで追い込み肘+ビザで印象付け須田選手が流れを作る。後半ややスタミナ切れの感がありカウンターパンチで攻められるが、手数で優り優勢勝ちとなりました。3回戦は仙台東支部の浜田選手(4級)と対戦。好調の須田選手は序盤から積極的にパンチ+蹴りで圧倒すると場外際まで追い込みカウンターパンチで効果を奪う。とにかくパンチが切れていて次々と技が繰り出される感じで、その後も効果と有効を奪い試合を作る。後半グランドに持ち込まれたりもしたが凌ぎ、最後まで攻め続けポイント優勢勝ちとなりました。あっぱれ!準決勝は仙台東支部の洞口選手(2級)は超重量クラスで体力指数30以上はある。絶好調の須田選手は体力指数も何のそので打ち合いを展開し、カウンターパンチで効果を奪われるが高速パンチの連打で効果を奪い返す。その後、須田選手は組まれビザを入れられカウンターパンチで効果を奪われるが再び手数で圧倒し効果を奪い返す。その後、グランドの展開になりバックからチョークを狙う須田選手だか時間となる。再びスタンド勝負となるがタイムアップ、互いに効果☓2を奪う激戦は旗判定3ー1で須田選手、主審引き分けでしたが須田選手の優勢勝ちとなりました。無差別予選決勝進出は自分が入門以来で05’無差別予選での鈴木清治(弐段)以来です。 決勝戦相手はまたも仙台東支部所属の越後選手(2級)。いざ決勝戦が始まると須田選手は積極的にパンチで攻めるが、場外際で組まれグランドへ持ち込まれ腕十字を極められそうになるが場外。そしてリスタートで再び須田選手はパンチから回転肘打ちまで繰り出すが、上手くバックを取られグランドへ移行+裸絞めが極り、無念の1本負けとなりました。須田選手は今の自分を全て出し尽くした素晴らしい試合をしてくれました=胸を張りましょう。 今大会は主催の仙台東支部の連帯感が素晴らしく試合でのグランドテクニックは学ぶべきところが多々ありました。三浦師範を始め出場選手・支部応援の皆さん本当にお疲れ様でした。また祝宴(打ち上げ)に参加いただいた近藤会長ありがとうございました。今後は北斗旗に向けた稽古・サポートで三浦師範の下、課題克服していきましょう。 押 忍 阿部 靖(シニアクラス 初段) 「試合観戦記」 2013年北斗旗無差別予選・第47回交流試合にセコンドとして参加(帯同)させていただきました。個々の試合はそれぞれの所感に譲るとして全体をとおしての感想を書きたいと思います。会場である泉総合体育館 武道場は私もビジネスマンクラス(現:シニアクラス)の試合に参加させていただいたことがある、思い出の深い会場でありました=その時は足の親指を骨折するという苦い思い出になっております。 ところで、今大会は試合運営や会場整備(各支部控え場所の掲示等)に主催者側(仙台東支部)の「おもてなし」が感じられ、又、試合進行もスムーズに感じられました。 その中、我々石巻支部は9名で参加し北斗旗予選の準優勝者と3回戦進出が数名の他、1名の勝利者賞受賞者を輩出することができました。 塾長が試合後の講評(閉会式)でグランドは研究している様だが立ち技が、まだまだであると言われておりましたが、石巻支部は逆にグランドは精度を上げる余地がありましたが突き・蹴りでは健闘していたのではないでしょうか。大会後の祝勝会兼反省会でも出場した選手の中から、今後の課題として寝技強化の目標が出されたことは、次に向かって必ずやレベルアップに繋がるはずです。 石巻支部は今後も三浦支部長の下「一致団結」して目標を実行に移していきたいと思います。 押 忍 交流試合 一般白帯の部 勝利者賞 大西康夫(無級)所感 先日の23日(月・秋分の日)交流試合(一般白帯の部)を皆さんのお陰で無事終えることが出来ました。 自分は大学生時代に他の格闘技をしており、卒業してから10年以上格闘技から遠ざかっておりましたが、だらけ切った体と成人病予防のために大道塾石巻支部の門を叩きました。 入塾してから1ヶ月と少しで仕事との兼ね合いもあり稽古にもあまり出れませんでしたが、稽古に行けば周りの先輩方の暖かい励ましと、三浦師範の厳しくも熱い指導のお陰で何とかかんとか試合開始線上に立たせていただくことが出来ました。 情けなくも延長まで及んだ試合の内容は全く覚えておりませんが、試合中の私よりも大声で必死の形相でアドバイスと激を飛ばして下さっている、先輩と師範の顔はハッキリと覚えております。 これから、尚一層の努力と精進をして皆さんに期待して貰えるような選手になりたいと思います。 押 忍 無差別予選 三浦秀人(初段)所感 押忍、この度は北斗旗無差別選手権東北地区予選に出場させていただきありがとうございました。今回の出場は自身の諸事情により約1年半ぶりの参戦となりました。この1年半もの間、試合から遠ざかったことにより、かなり不安要素(精神的な部分を含めて)を抱えていたので、とにかくコンスタントに稽古に参加することで試合に挑みました。 という訳で試合当日、トーナメント表を見ると空道人生初の「第1試合」ということでかなり緊張しました。とは言えここで負けてしまっては自分の試合以降(=石巻支部の応援以外)何もすることが無くなってしまうという最悪の状態になってしまうので、今までに無いほどの集中力で試合に挑み、苦戦はしたものの何とか勝利することが出来ました。 次の試合は集中力が切れた、だらしない試合をしてしまい情けない限りです。ですからもっと稽古を積んで(特にグランドの対応においては)強くならなければならないと思いました。 最後に、今回こんな私のために応援していただいた会社の上司である高階課長と奥様、仕事仲間の中津川君、道場で稽古をつけてくれる先輩・後輩の皆様、そして何より空道の全てにおいてサポートしていただいた三浦師範ありがとうございました。 押 忍 無差別予選 阿部宏信(初段)所感 今回の北斗旗無差別東北予選で試合をするのも7回目となり(帯下の試合(交流試合等)を含めると、もう少しありますが)試合会場までは緊張もしないで着きました。ところが受付をして会場に入ると、何故かいつもの様に吐き気が起こりました。そして石巻支部の控室(アップルーム)は初戦で対戦する大橋選手(角田支部)の隣なので吐きそうになっても咳で誤魔化し緊張しているのを悟られない様に準備をしました。又、トーナメント表を見ると同支部の三浦(秀)さんが第1試合目で「第1試合目なんだ〜+時間無くて大変だな〜」と思いながら、自分のところを見ると「次の第2試合目!」急いで計量+テーピングチェックを受け朝御飯を済ますと、たいしてアップする時間もなく開会式が始まり試合開始。小川さんに短時間ミット打ちを付き合ってもらい自分の試合へ。 初戦は前途した角田支部の大橋選手。大橋選手は大凡、入門した時期も同じで基本ルールの試合でも対戦し予選に出始めたのも昇段審査を受けたのも一緒と言う大道塾の同級生です。事前にDVDで大橋選手を確認したら膝蹴り等でガンガン打ち合っていたので、打ち合いを予想していましたが始まって見ると、お互い様子を見合う展開で始まりました。その後は私の膝蹴り+パンチ連打で効果☓2を獲りましたが、終了間際にカウンターのパンチを貰い効果を獲られて試合終了。結果、判定で勝ちました。 初戦が終わり次の試合まで時間があったので控室に居ると、先ほど試合した大橋選手に「阿部さんの試合は次ですよ」って教えてもらい、ギリギリ2試合目に間に合いました。 2試合目は全日本準優勝経験を持つ近田選手。近田選手と試合をするのは初めてで様子を見ていると試合巧者で戦い難く、距離を詰めては離れて・掴み合うとサイドに回られ、まともに正面から打ち合って貰えず、不意に蹴られた上段まわし蹴りでガードが不十分だったのか効果を獲られました。後半ポイントを取り返そうと反撃しましたが、また上手くかわされて試合終了、判定負けでした。経験値の差を感じましたが体の小さい選手の戦い方の勉強になりました。 最後に指導をいただいた三浦師範や近藤会長、休日にも関わらず応援に来ていただいた先輩方に感謝して今後も精進していきたいと思います。 押 忍 無差別予選 準優勝 須田慎也(初段)所感 今回の北斗旗無差別東北地区予選の試合会場となった泉総合運動場武道館は、私が大道塾に入門し初めて出場した会場であり(15年以上も前ですが・・・)1回戦敗退+負傷したという嫌な思い出のある会場でした。 試合内容については初戦が仙南支部の工藤選手。年齢が二十歳でありスタミナは明らかに向こうが上、延長戦になれば自分が不利なのは明確でありました。打撃の攻防で効果を獲られましたが、自分もパンチ(途中、効果を獲り)とヒジ・ヒザ蹴りを駆使し、何とか判定で勝利する事が出来ました。 そして次の相手は仙台東支部の浜田選手。2回戦で東北本部の永戸選手に腕十字で一本勝ちを収め、勝ち上がって来た選手です。(※本予選の課題として、春の体力別予選で一本負けを喫している永戸選手にリベンジするという目標があったのですが・・・)浜田選手とは春の予選で対戦しており私が勝利しておりますが、寝技が上手い選手なので寝技に警戒しつつパンチでリズムを掴み、優位に試合を進めることが出来ました。 準決勝では仙台東支部の洞口選手。自分と同じ様なスタイルの選手ですが身体指数が20以上も上であり打撃の打ち合いでは敵わないので、接近戦は避けて距離を取りながら試合に挑みました。何発か重い打撃をもらい、効果を獲られたものの自分のパンチもヒットし効果を奪い返し、接戦で何とか勝利することが出来ました。 決勝戦は仙台東支部の越後選手、今大会3人目の仙台東支部の選手との対戦であり決勝まで、全試合寝技一本勝ちで勝ち進んで来た選手です。打撃では自分の方が上と確信していたものの、動きが全て読まれていた様であり1回目のグランドでは腕十字を何とか凌いだのですが、2回目のグランドで裸締めによる一本負けを喫してしまいました。本予選では寝技に付き合わない試合展開を進めてきましたが、決勝戦の様に寝技に移行した際の対応がまだまだ出来ていないので、しっかりとした対処法を身につけ更に打撃の精度を上げ本戦に挑みたいと思います。今回、自分は仕事等の兼ね合いにより稽古回数=量が少ないにもかかわらず準優勝が出来たことは、運のみで勝ち上がったと言っても過言ではありません。又、春の北斗旗体力別に出場以来、試合に対してのモチベーションが上がらなかったのも事実です。しかし、今回の敗戦を期にさらに上を目指したいという気持ちが芽生えました。 最後になりますが三浦師範・諸先輩・支部塾生の皆様、今後も御指導方よろしくお願いいたします。 押 忍 |
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