●名称及び日時 2012年 北斗旗全日本空道無差別東北地区予選及び第45回交流試合 9月30日(日) ●場 所 三沢市武道館 競技場 ●主 催 三沢市空道協会 ●主 管 日本ワールドゲームズ協会加盟団体(社)全日本空道連盟 ●後 援 三沢市・おいらせ町・六戸町他各教育委員会 三沢市体育協会・青森県空道協会他
[師範所感] 2006年(体力別予選+交流試合)以来、6年振りに青森県(今回は三沢市武道館)で「北斗旗全日本空道無差別東北地区予選及び第45回交流試合」が開催された。 当支部からは無差別予選・一般青帯・BMCにエントリーし、結果は交流試合においては シニア?部 阿部俊一(BMC8級) 勝利者賞 一般青帯の部 岩本和久(8級) 準優勝 そして無差別予選が菅原智範(参段)と岡崎 匠(初段)がベスト8の戦績ということでは、予選出場者の成績(交流試合も含めて詳細等については小川師範代及び選手所感と画像INDEXを参照ということで)が今一歩という感があったね。 今回、今年の春(体力別予選)数十年振りに復帰した岡崎と同じにして、須田慎也(2級)が復帰したことは俺自身も嬉しかった・・反面、本人の試合展開+結果等を踏まえた場合、今後の稽古(いろんな要素で修正を補う)に、どう反映させていくか期待したいところだよ。前途した無差別予選に出場した連中は、今回の位置(戦績)ではないはずなので改めてだが「稽古量の確保」を唱え実践させていきたいね。 小川 英師範代 「試合観戦記」 9月29日(日)青森県三沢市において北斗旗全日本空道無差別選手権東北予選及び交流試合が開催され、当支部参加選手の激戦を振り返りたいと思います。 十数年ぶりに復活し、ケガ(骨折)にも負けず予選の初戦をむかえた須田選手。相手は青森市支部 奈良選手21歳の新鋭(黄帯)だ。いつものスパーの様に自分からパンチで仕掛け、良い感じでスイング気味の右をヒットさせる。グランドでは強引に腕十字を狙い見せ場を作るがスタンドでの打ち合いでパンチをもらい有効を奪われてしまう。再びグランドでは上を取られ、脇にパンチ連打される苦しい展開になる。何とか挽回すべくスタンド勝負を仕掛けるが時間となる。アグレッシブな良い動きをしていたと思います。今度はケガ無しの試合に期待します。因みに対戦相手の奈良選手は今大会の準優勝者でした。 無差別予選 岡崎選手の初戦は東北本部 庄田選手で、こちらも21歳新鋭(黄帯)だ。体力指数が20以上の試合ルールとなり掴みの加撃無し、金的有りとなる。序盤から岡崎選手はパンチ・ローで圧力をかける。接近では相手選手が掴みからのパンチで反則1に、その後には道着の上のファールカップが発覚し、反則2で効果ポイントが岡崎選手に入る。リスタートではパンチ・ローで仕掛け、相手選手の蹴りをキャッチして倒しグランドへ持ち込んで上から攻め、試合を優位に進めて効果ポイント勝ちとなる。次は東北無差別予選を制した実績のある盛岡支部 吉田選手(初段)この試合ルールも掴み加撃無し、金的有りとなる。序盤は距離を取り、様子を見る吉田選手に対して、どっしりと構えパンチ・ローで圧力をかける。追いかけワンツー・インローが金的にヒットさせ更に攻めるが場外。ここで金的ヒットに効果ポイントが岡崎選手に入る。後半に入り吉田選手は得意のヒット&アウェイでパンチを集め、岡崎選手を後退させ見せ場を作る。岡崎選手も左ハイをヒットさせ応戦の時間となる。判定の結果は延長に。再びヒット&アウェイの吉田選手にパンチ・ローで圧力をかける岡崎選手。組んではお互い攻め手を欠く展開に。やや疲れの見える岡崎選手に吉田選手が組んでの頭突きで後退、効果ポイント奪い時間となる。非常に惜しい試合でしたが、ほとんど稽古を出来なかった動きではなかったと思います。 無差別予選 阿部選手の初戦は相手選手欠場により不戦勝となる。次は秋田支部 草薙選手だ。北斗旗体力別全日本軽量級準優勝の実力者である。サウスポーの草薙選手に対し阿部選手は右構えで様子を伺う、草薙選手がパンチをヒットさせ即グランドへ持ち込む。阿部選手は下から組み付き固めて凌ぎスタンドへ。阿部選手も詰めてパンチを振るが、距離が近くいつもの強打が不発になってしまう。すかさず草薙選手が組んで巴投げからマウントパンチを場外際で決めて効果を奪う。なかなかいつもの動きが出来なかった阿部選手も組んでの頭突き・前蹴りで攻勢をかける。後半、阿部選手が右ハイを繰り出したところに草薙選手のパンチが胸に当たり転倒、なぜか?効果ポイントとなる。最後までサウスポーの近い距離を掴みきれない阿部選手の優勢負けとなる。「稽古の虫」阿部選手にとっては、力を出しきれなかっただけに不満の残る結果だと思いますので、次回に期待いたします。 世界戦士 菅原選手のシード初戦は盛岡支部 風呂本選手長身の26歳(青帯)だ。序盤から菅原選手が強烈なローで圧力をかけ、距離を詰めては場外へ追い込む展開になる。風呂本選手は前試合の疲れか手数が少ない。その後も菅原選手は圧力をかけ続け判定勝ちとなる。準々決勝は岡崎選手に延長の末に勝ち上がった盛岡支部 吉田選手である。序盤から菅原選手はジャンピングパンチをヒットさせ場外へ追い込んで印象付けると、今度は強烈なローで圧力をかけ流れを作る。吉田選手は時折、パンチを集め反撃を試みるがここで時間となる。全体の流れは菅原選手かと思ったが主審判定で延長戦へ。開始早々、菅原選手は再び強烈なローをヒットさせる。吉田選手は意表ついたタックルで攻める、何とか切った菅原選手は押し込む吉田選手の頭部に上からパンチを当ててしまう。痛恨の反則1となる。その後、スタミナ切れ気味の菅原選手に吉田選手がパンチを集めヒットさせ効果を奪い、無念の敗戦となる。全日本での奮起を期待いたします。 シニア?部(青帯)ワンマッチ戦には阿部俊一選手(45歳)が山形支部 安藤選手(39歳)と対戦し、序盤から怒涛のパンチ・蹴りを繰り出して場外追い込む。後半ややスタミナ切れもあったが、凌ぎきり判定勝ちとなりました。勝利者賞の獲得おめでとうございます。 一般青帯の部には岩本選手が試合デビューを果たしました。初戦の仙台西支部 高橋選手に序盤からパンチから右ハイをヒットさせて効果を奪うと手数で圧倒して、効果ポイント勝ちとなる。次の準決勝は三沢支部 山内選手で長身だ。前の試合同様に早々、右ハイをヒットさせ効果を奪うと今度はパンチの連打で効果を奪い有効となる。山内選手も挽回すべく前へ出たところに岩本選手は右パンチを合わせ、相手選手がダウン。岩本選手ダウンによる勝利となり決勝進出に! 相手は仙台西支部 前田選手でまたもや長身(181?)の選手。序盤から岩本選手は気合い十分で大振りパンチを振り回すがヒットせず。逆に前田選手のパンチ・蹴りのコンビがヒットする展開に。気持ちばかりが先走る岩本選手は、ジャンピングパンチまで繰り出すが当たらず蹴りも出ないところに、パンチをヒットされ効果を奪われる。更に修正出来ない状況の岩本選手に対し、前田選手の強烈なパンチがヒットし再び効果2となり有効ポイント負けとなる。まるでいつもの動きじゃないが準優勝は立派だと思います。 皆さんお疲れ様です、更なる飛躍を期待します。最後に今大会に参加された選手の皆さん、三浦師範始め同行された皆さん本当にお疲れ様でした。又、一緒に写真に入っていただきました小松支部長始め秋田支部の皆さんありがとうございました、そしてお疲れ様でした。是非とも又、御指導お願い致します。 押 忍 シニア?部 準優勝 阿部俊一(BMC8級)所感 「初めての勝利に感銘しております」私は以前に約2年間、石巻支部で稽古をしておりましたが仕事の都合上、稽古に参加出来なくなり大道塾から遠ざかっておりました。しかし昨年末、転職を機に12年振りに大道塾に再入門しました。46歳の私にとっての石巻支部の稽古は、かなりきつく体がついていくまで、かなりの時間がかかりました。又、過去に2回ビジネスマンクラスの試合に出場しましたが全て1回戦負け。そして再入門以降、初めての今年4月に、仙台で行われた交流試合でも思った様に体が動かずに、あっさりと判定負けになりました。 そして今回、挑んだ青森県三沢市武道館での試合(シニア?部クラス)は出場選手も少なくワンマッチ戦であることを会場に着いてから知りました。心の中では「やだな。又、ダメかな」と不安を感じていました。しかし諸先輩たちの「1試合だけなんで、大丈夫・大丈夫」と励まされ、プレッシャーそして不安感が戦闘モードに切り替って試合に挑むことが出来ました。 無我夢中で試合中のことは、あまり覚えていませんが判定で勝利することが出来ました。指導及び応援してくださった、三浦師範そしてセコンドに付いてくださった石巻支部の諸先輩に感謝しております、ありがとうございました。 押 忍 一般青帯の部 準優勝 岩本和久(8級)所感 今回、初めて東北地区交流試合(一般青帯の部)に出場させていただき準優勝することが出来ました。大道塾に入門して約半年、初めて他支部道場の方々と試合+会場の雰囲気等もあり「緊張」という空気の中、試合に挑ませていただきました。石巻支部の一番手ということもあり、勝って支部に良い流れをと思う最中、更に緊張が高まっていき初戦の試合が始まりました。ウォームアップしたのにもかかわらず、思う様に体がついて来ませんでしたが、ふと放った上段蹴りが上手く相手にヒットし、よろめいた所を見て自分の攻撃が相手にも効いているんだと感じ(=緊張も一気に吹っ飛び!)ラッシュをかけ、見事に勝利することが出来ました。 続く2回戦(準決勝)も1回戦同様に上段蹴りから流れを掴んで勝利し、決勝に進出することが出来ました。 ここまで来たら優勝しなければという気持ち(気負い過ぎ)で挑んだ決勝戦。自分より背の高い選手ということもあってパンチが顔面に中々ヒットせず、勝たなければという気持ちだけが先走ってしまいパンチが大振りになり全然、相手選手に自分の打撃もヒットせず、逆に相手選手の打撃をもらいまくりでの大敗(都合、効果ポイント☓4=技有りを獲られての)となってしまいました。 自分自身、決勝戦は納得いく戦いも出来ず三浦師範を始め、先輩方からも決勝戦での戦い方、そして初戦から言われていたガードをしっかり上げて相手の攻撃をもらわない戦い方をこれからの稽古で身につけて、上を目指して精進したいです。 帰りの車中では、三浦師範に来年は「体力別予選に出場してみろ!」とのこと。自分自身どこまでやれるかわかりませんが来年に向けて頑張っていきたいです。最後に三浦師範、先輩方、これからも御指導よろしくお願いします。 押 忍 |
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