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●名称及び日時
2012'北斗旗全日本空道体力別選手権大会
5月13日(日)
●場 所 仙台市青葉体育館
●主 催(社)全日本空道連盟
●主 管 大道塾東北本部
●後 援 文部科学省・宮城県・仙台市
●協 賛 イオンモール(株)

[師範所感]
 5月13日(日)仙台市青葉体育館で開催された2012'北斗旗全日本空道体力別選手権大会において
-230(軽量級) 阿部宏信(3級) 2回戦敗退
-250(軽重量級)鈴木清治(弐段) リーグ戦1勝1敗
260+(超重量級)岡崎 匠(初段) リーグ戦2敗 
260+(超重量級)菅原智範(参段) リーグ戦1勝1敗の結果に終わった。
先月の東北予選にも書いたが昨年の震災以降、支部にとってはおおよそ1年振りの試合(全日本=当然ながら大道塾諸行(催)事へ)になり(試合)結果として、4選手とも上位進出を逃したこと、清治は締めにより一本負け、岡崎のノックアウト(床に強打してしまい脳しんとうを起こしてしまい、救急車で病院に搬送=結果は異常無しということでは安心したが)と菅原の一本負けは、それぞれが打撃によることということで、今後に向けた修正事項・・・単的には「稽古の継続」を念頭に精進するということは「第一」だが、今回の試合展開及び内容等を踏まえ、修正事項とか今後の稽古で対応する内容とかを今回の出場選手は勿論、支部塾生にも良い意味で「還元=共有」出来る様にして行きたいと思うよ。
=もう次の戦いは始まっているのだから!
試合経過等については以下の小川 英師範代及び選手達の所感で試合経過(結果)等の詳細を参照ということではあるが、改めて本人達の自戒に期待したいね。
小川 英師範代「試合観戦記」
 去る5月13日(日)仙台市青葉体育館にて北斗旗体力別選手権が開催されましたので当支部選手の激戦を振り返りたいと思います。
 -230クラスには今回初めて北斗旗の舞台に立った阿部選手。相手はサウスポーの他流派だ。常にアグレッシブな試合で予選を勝ち進んだ阿部は今回も自分からパンチ+組んで(掴みから)の頭突きで仕掛ける。しかしサウスポーとの距離が微妙に合わず、いつもの流れを作れない。構わずパンチで攻めるが、いつものヒットが少なくかみ合わず延長戦へ。ここからはパンチ中心にプレッシャー掛け、攻め続け試合を作り優勢勝ちとなる。続く2回戦は階級を下げてきた北斗旗覇者の実力者 田中選手となる。この試合は自分が観戦出来なかったのですが、打撃ではほぼ互角の展開になり組んでは阿部が前蹴り、相手が肘打ちでの攻防となるが肘打ちヒットの印象が強く判定負けとなる。
 -250クラスには前回、奇跡の優勝を遂げた鈴木が登場!今回は王者として地元での試合。相当のプレッシャーを抱えながらの試合となりました。リーグ戦初戦は野田選手。過去の対戦で勝利をおさめているが、関東地区予選では常に上位の実力者である。序盤からパンチの連打で仕掛けていく鈴木だか相手はじっくり見て冷静に捌く。再び仕掛けていくが、攻めが単調でいつもの動きが出来ずグランドに持ち込まれる。強引に体を返しポジションを取ろうとする鈴木だが、バックを取られ裸締めで無念の一本負けなとる。敗戦での脱力感を切り替え2戦目は本来の打撃をヒットさせポイント勝ちとなる。
 260+クラスには菅原、岡崎選手が出場。十数年ぶりに北斗旗参戦の岡崎選手。リーグ戦初戦は帯広支部の選手との対戦となる。見るからに組技が出来そうだ。開始早々パンチで前へでる岡崎選手だが、相手はそれをかいくぐり密着して払い腰を繰り出しグランドへ、そのまま腕を取られ極められ、切り返しが出来ず一本負けとなる。そして2戦目は超重量 国内敵無しの北斗旗王者 加藤選手との対戦となる。開始早々加藤選手の強烈なパンチの連打で場外まで押し込まれ出鼻をくじかれ、得意のイン・アウトローのコンビも出せない状態なってしまいました。その後もパンチで腰を落として頭を下げたところに、左ミドルがもろにヒットし無念の一本負けとなってしまいました。この試合で岡崎選手はダメージを負い病院で検査を受けましたが異常無く、本人からも力強い言葉が出て「ホッ」としました。
 菅原選手の初戦は関東の超重量青木選手との対戦となる。序盤から菅原がタイミングを図りパンチで仕掛ける展開、青木選手もカウンター狙いでどっしりと構える。体力差か菅原も組んでからグランドへ持ち込めないとわかるや一気にパンチの連打で攻勢をかけ効果ポイントを獲り優勢勝ちとなる。2戦目は保坂選手(12’関東体力別 優勝)との対戦となる。序盤から菅原はフェイントで誘い、前蹴りで距離を取る展開。相手もパンチから右のローをヒットさせ試合を作る。菅原がやや相手のローが邪魔になってきたところに、再び右ロー・キャッチしようとガードを下げたとこに変化した右ハイをもらい無念の一本負けとなってしまいました。
 今大会は被災地石巻の力を見せたい強い思いがそれぞれの選手の中にあり、その気持ちが強すぎて動きが固くなっていた様に感じました。しかし、その全てのマイナスをプラスに変えられる=それが石巻支部三浦道場だと思います。最後に三浦師範を始め、セコンド・撮影係(担当)出場された選手のみなさん本当にお疲れ様でした!  押 忍。
−230(軽量級) 阿部宏信(2級)所感
 今回、初めて全日本選手権に出場することが出来て、とても良い経験をさせていただきました。結果は2回戦敗退でしたが自分に足りなかった点・改善点・今後の戦い方のイメージ等、大変勉強になり得る事が沢山ありました。
 試合内容を振り返れば、初戦の対戦相手は空手道誠空会 酒井選手でした。石巻支部長 三浦師範は現役時代「他流派潰しの三浦」(←北斗旗体力別、無差別の試合において、たまたま=組み合せ的に拳を交えたという意味? 師範・談)の異名を持つ選手でしたし、鈴木清治先輩も以前、誠空会の選手に勝っているので「自分だけ負ける訳にはいかない!」と言う気持ちで戦いました。試合前、誠空会は普段グローブを着けて試合をしているから、グランドは無いと思ったので、掴んでの攻撃で勝てると思っていました。ところが、掴むと言う意識が出過ぎたか、真っ直ぐ道着を掴みにいってしまい顔を打たれ、挙げ句にグランドも主導権を完全に握られて防戦一方。「左に回り込め」とセコンドの声が聞こえて、やっと相手がサウスポーだと気が付き、インローの回し蹴りとか前蹴りで打撃の結果、本戦引き分けで延長戦へ。インローの回し蹴りを打つことでパンチがヒットする様になり、延長戦は判定勝ち。しかし顔にパンチをもらい過ぎて首に力が入らなくなりました。
2回戦は田中俊輔選手。この試合の展開は接近して肘打ち・膝蹴りをもらい、首相撲で完全に頭を下げられているため、自分は前蹴りだけのパターンで試合時間終了。自分はダメージ的(試合展開として)には延長戦かと思いましたが、旗判定は5−0でした。後で話を聞くと頭を下げられていたため印象がかなり悪く、試合展開の上手さに圧倒的な差があったようです。今回の経験を生かし次の試合に生かしたいです。
 最後に、応援していただいた石巻支部の皆さん、他支部の方々、ありがとうございました。  押 忍
−250(軽重量級) 鈴木清治(弐段)所感
 まず始めに、自分の勝利を信じて応援して下さった方々に謝罪いたします=期待に応えられず申し訳ありませんでした。
自分自身、春の体力別全日本大会は初出場した2003年から数えて、今年でちょうど10年連続の10回目となりました。
毎年(回)ながら、試合前コンディションは万全ではありませんが、今年は被災した職場の復旧工事も進んで仕事も忙しくなり+深夜勤務等で稽古時間の確保が困難になり=それに伴う体力低下・モチベーションの低下は否めませんでした。(プラス減量苦・・・)
今大会は自分にとって10回目の記念すべき大会であり、地元開催なので出場することにしましたが、今大会を最後に第一線から退こうと心に決めていました。
(※昨年の試合後インタビューでは「次の世界大会も目指す!」と発言してしまいましたが・・・)
自分の最後の勇姿を見せようと思い、家族(と家族になる予定の人)に会場に観に来てもらいました。(前回家族を呼んだ時は(も)1回戦負けでした…)
 選手宣誓と前年度優勝者の重圧の中、またしても初戦の魔力にコケてしまいました。
相手の野田選手は2008秋に対戦しており、その時は開始直後のパンチ連打で自分が一本勝ちしている為、甘く見ていた所がありました。
しかし激戦区の関東を制したこともある寝技テクニックの前に、初めて喰らった裸締めでリベンジされてしまいました。前年度優勝者として一番やってはダメな事をやっちゃいました。
リーグ戦により次の試合もあるため、気持ちの切り替えも出来ないまま次へと挑みました。
格下相手にバテバテで何とか勝ちましたが、とても前年度優勝者とは思えない内容だったと思います。
非常に後味が悪いですが、ここで未練を残さずにマスクを置くことにします。これからは後進のサポートに回りたいと思います。
今まで応援・支援していただき本当にありがとうございました。
 三浦師範、道場・関係者の皆様、御世話になった方々、これまで闘ってきた対戦相手の方々、その他たくさんの人たちに感謝いたします。ありがとうございました。  押 忍
体力別予選 260+ 岡崎 匠(初段)所感
 この度、2012’北斗旗全日本空道体力別選手権に出場させていただき、東塾長を始め大会関係者の皆様に改めて、御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
昨年の大震災により道場復活まで数年は掛かると思いましたが、三浦師範、石巻支部塾生の方々の熱意で大震災から、僅か数ヶ月で道場を再開することが出来ました。
震災後、石巻支部として初の大会になるので、一人でも多く大会に出場した方がいい。そういう思いがあり、今回12年振りに東北予選の出場を決心しました。
そして予選に備えて東北本部のコノネンコ師範代に出稽古をお願いしたところ、快く出稽古を引き受けて下さり、熱心に指導していただきました。
 本大会としての感想ですが、リーグ戦1試合目は帯広支部の池田選手。黄帯で北海道地区の推薦選手になるくらいですから、強いんだろうなぁ〜と思いつつ試合に挑みました。ジャブが一発当たったのですが、その後投げられて腕を極められ秒殺されました。個人的にはもう少し殴り合いをしたかったです。
2試合目は現在、大道塾最強の男・加藤選手。加藤選手との試合は失神KO負けしたので、正直なところあまり記憶がありません・・・生まれて始めて救急車で運ばれました。やはり最強でした。
予選・本選を通じての総括としましては、組技の強化とフィジカルトレーニングの強化が今後の課題だなぁと思いました。
 最後になりましたが、ここまで指導していただいた三浦師範は始め、大会の際にセコンド等、バックアップしていただいた石巻支部塾生の方々、快く出稽古を引き受けていただいた東北本部のコノネンコ師範代、東北本部の塾生の方々、そして家族や会社の同僚。感謝しなければならない方々が沢山います。本当にありがとうございました。又、これからもよろしくお願い致します。次回はいい結果を残して皆様に恩返しをしたいと思います。
押 忍
260+(超重量級) 菅原智範(参段)所感
 今回、北斗旗全日本に出場出来て、とても嬉しく思います。
去年は震災の影響で出場することが出来ず、又、道場の本格的な再開(稽古)も昨年11月から始めて、この全日本の舞台に立てたのは関係者や御支援して下さった皆様の御陰だと思います本当にありがとうございました。
結果の方は全然「ダメ」な内容でしたが、自分は膝に爆弾を抱えている様な状態です。試合中、多少の痛みはありましたが何とか持ったので良かったです。
今後も膝の痛みが持つ限り、試合に挑戦していきたいと思います。
 最後に、今回も御世話になった三浦師範を始め、石巻支部セコンドの皆さんありがとうございました、今後もよろしくお願いします。 押 忍 
 
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試合会場は3年振りに戻ってきた
仙台市青葉体育館 

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前日の「全国運営会議」において
俺が被写体に入っていないのは=(当然)カメラを持っているのは俺だから

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チャンピオンフラッグの下
いよいよ12’北斗旗体力別が開催ってことだね

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開会式(=熱戦の試合!)前の試合会場とグリーンマット


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審判長挨拶
大会役員、佐藤最高相談役・平塚評議委員長も登壇され

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東北予選に続き、選手宣誓は清治が務めることに
今回も震災に負けない「心意気」を力強く発してくれたよ

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開会式直後のルール説明(=またしても)は俺が担当することに・・・
次回以降は、後身(?)に委譲したいと思っています←前にも言っていた様な?

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やはり(改めて)会場内+雰囲気はイイッ!
全日本が故、選手冥利に尽きるね

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表彰式(=戦い)が終わって
※試合結果、詳細等は以降のINDEX・上記の所感を参照下さい。
やはり(?)表情等が堅苦しいので
画には岡崎、靖さんが入っていないが・・・

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岡崎自身、リーグ戦2試合目の加藤戦のダメージにより
仙台市立病院へ搬送(検査結果(診断)は異常無し)されたが
試合終了後に全員で見舞いに行った時にカシャ

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