●名称及び日時 2009 北斗旗全日本空道体力別選手権予選・第39回交流試合 4月12日(日) ●場 所 奥州市水沢武道館 ●主 催 全日本空道連盟 ●主 管 大道塾 一関・水沢・気仙沼支部
[師範所感] 4月12日(日)2009年 北斗旗全日本空道体力別選手権東北地区予選及び第39回交流試合(会場 奥州市水沢武道館)において当支部の出場選手は [体力別予選] (軽重量級)鈴木清治(弐段) 優 勝 三連覇 ※試合の組合せ上、軽重量・重量・超重量級の優勝者が更にトーナメントを行われて、清治は「軽重量級以上の部」として準優勝の戦績も修めることに (重 量 級)千葉新市(初段) リーグ戦 1勝1敗 [交流試合] (基本ルール 白帯の部) 阿部宏信(無級) 優 勝 (ビジネスマンクラス4級以上の部) 西條 哲(4級) ベスト4 以上の入賞者等を輩出出来たことは嬉しいの一言だね。 ここ何回かの所感でも触れているけど、以降小川 英試合観戦記から各選手所感(下記参照=優勝した清治、阿部(宏)の他、今回の所感記載者は上位に入ったとか、勝ち数があった者を選択させて)で今回の試合経過(結果)等を察してもらうことにしてほしいと思います。 それと、支部塾生の皆さんは今回の試合結果(=体力別予選)により5月17日(日)の北斗旗全日本体力別(=世界選手権 最終選考試合)へ向けて、稽古のお付き合いと別途セコンド隊(+応援隊含)を募集(編成)しますので兼ねてお願いしますよ!
[小川 英師範代 試合観戦記] 4月12日(日)岩手県奥州市において北斗旗体力別東北地区予選+交流試合が開催され、自分なりの「目で見た」当支部選手の激戦(←主に予選出場者を)を振り返りたいと思います。 予選 超重量級(リーグ戦)に「三連覇」をかけ菅原選手が登場。 対戦相手は三沢支部の加賀選手。長身でリーチを生かした組手が持ち味の成長株だ。試合の方は、序盤から相手選手はリーチを活かしてシャープに突いてローという具合で圧力をかけてくる。 対する菅原も単発であるが、強烈な右ローを返し距離を詰めて組み合う展開に。ヒザ蹴りを出す相手に対して、支えつり込み風(=多少、力まかせに)に倒しグランドへ移行。菅原自身、ニーインザベリーをキープし、相手の動きを封じ極めの連打をするも体勢が悪くポイントが取れず、再びスタンドからのリスタートへ。 その後の展開として、相手選手の打撃をもらうシーンはあったが、菅原は蹴り足をキャッチし軸足を刈って再びグランドに持ち込むことに。有利なポジションにはなったが攻め(マウント、締め関節等)きれずここでタイムアップ、判定は引き分けにより延長へ 延長戦はスタミナ切れと痛めた膝の再発で動きが鈍った菅原に対し、相手選手はジャブ・右ストレートをヒットさせてくる。菅原も何とか組み付いて反撃を試みるが互角で推移、次の掴み合いからは、またしても支えつり込み風に相手を倒して上をキープし腕を極めに十字を狙うも思う様にならず、ならばと極めの動作をするが、これまた不十分そしてグランド時間のタイムアップ。 この頃からガクッとスタミナが切れた状態で菅原の動きが鈍る。それに対し相手選手のパンチの連打がヒットする様になり、流れを作られてしまいここで試合終了。 結果、旗判定4:1での惜敗・・・残念! 予選 重量級(リーグ戦)に千葉選手が登場。 初戦は盛岡支部の吉田選手(※これまで何回かの地区予選で対戦しており、因縁めいた感が多少?あるが)で重量級の常連選手だ。 試合序盤、相手選手は距離を取ってインローで牽制気味に仕掛けるのに対し、千葉は重いパンチの連打を軸にロー・ミドルを繰り出し圧力を掛ける展開に。 その後、千葉の打撃を嫌がった相手選手は組み付きグランドへ移行、下にはなった千葉だったが密着される(=コントロール)こともなく膝を立てスペースを作りパンチを入れ蹴りで突放す動きで冷静に対応。 スタンドからリスタートになると右ストレート・ロー等を放つことで徐々に千葉がペースを掴む展開に。 更に相手選手が組み付きからグランドへ移行し下の状態から十字を狙われるが、うまく切り返す千葉。そしてそのままタイムアップ、判定の結果5:0で千葉の判定勝ちとなる。 続く2回戦目の対戦相手は秋田市同好会の東北重量級・常勝の実力者 高野選手。 序盤は高野選手が変化を見せることに。いつもはサウスポーなのだが、この試合はオーソドックス(右構え)だ。それに対して千葉も動じることなく、お互い慎重なスタートで見合う時間が続く展開に。その後、相手選手は牽制気味のジャブ・ヒザを放ち、千葉はストレートを合わせる様(カウンター)に待ちのスタイルだ。 相手選手が単発の蹴りを繰り出すが、これを冷静に捌いてパンチを返す千葉。その後、グランドに引き込まれても千葉は膝を立て、常にムーブすることにより相手選手の攻め(締め・関節等)を許さない=これまた実に冷静な対応。 試合終盤、相手選手は本来のサウスポーからワン・ツー+ヒザを繰り出し圧力を掛けにくる。対する千葉も右ストレート・右ローで反撃し、ほぼ互角の展開となる。 結果、引き分け→延長戦かと思ったが4:1の判定により惜敗してしまい=残念 予選 軽重量級(リーグ戦)には前途、菅原選手同様に「三連覇」をかけ鈴木選手(以降、清治と言う)が登場。 初戦は秋田市同好会の三浦選手。多少荒削りなところもあるがパワーを持ち合わせた将来性のある選手だ。 試合序盤、相手選手はワン・ツーを基軸に圧力掛けるが、清治独特の回転の速いパンチ(それも今大会は重い!)がヒットさせ効果を奪取。 いつもの清治ならスタンド(=打撃)での勝負をするところだが、今回は自分から組み付きにいきグランドへ引き込む展開へ。下の状態になってもパンチで相手選手の攻めを封じて、その後のスタンドにおいてパンチの連打が再びヒット、有効ポイントを奪って、結果優勢勝ちに。 続く2回戦目の対戦相手は仙台西支部の井田選手で腰の重そうな選手だ。 この試合も清治は、シャープなパンチをヒットさせ早くも有効ポイントを奪取。相手選手は繰り返す様な組みからのグランド狙いの動きを見せる。その後のグランドになっても清治自身が上になるパターンがあり余裕を感じた展開に。 それでも相手選手がタックル気味に入ってくるので清治は、それに合わせ前蹴り・左右のフックの打撃を繰り出すことにより効果ポイントを奪取。 試合全般をとおして圧倒した清治が優勢勝ちに。 ここでリーグ戦の勝ち数の関係で、実質の軽重量級決勝戦となった東北本部の高谷選手の戦いへ。高谷選手はオールラウンドの実力者だ。 「三連覇」のかかっている清治は気合い十分でリングイン。開始早々、怒濤の様なパンチの連打で勝負をかけた清治の強烈な左・右フックがヒットし有効ポイントを奪取。完全にペースを握ることに。 その後も勢いに乗る様な打撃を繰り返して清治自身、ある意味「調子のバロメーター」であるカカト落としも繰り出し、圧巻なパンチの連打で、再び有効ポイントを奪取。 結果(=見事)優勢勝ちにより三連覇達成となる。 しかし、今大会はここで「終了」ではなかった。 参加人数の関係で、軽重量級以上の3クラス優勝者が改めて「軽重量級以上の部」としてトーナメントすることに。 試合の方は超重量級優勝者が棄権により、清治は重量級優勝者の秋田市同好会 高野選手と決勝戦として対戦することに。 打撃主流の清治とオールラウンドな組手をする高野選手、注目の試合だ。 試合序盤は、お互い慎重な滑り出しで様子見の展開から、清治は一気の先制上段後ろ回し蹴りがヒットさせる。それに対し高野選手はサウスポーからのジャブからヒザ等の打撃で反撃する。その後、清治はパンチのフェイントから前蹴り・ミドル等をヒットさせイーブンではあったが試合の流れを作る。 それを嫌がった高野選手は距離を詰め、組みからの大内掛けで清治をグランドに引き込む。 下になった清治は、必死に相手の体をロックして防御するが上手くスペースを空けられてしまい、決めの連打で効果を獲られてしまう。 そしてスタンドからのリスタート、清治はパンチの連打から前蹴り等をヒットさせ反撃するも、ここでタイムアップ。 結果、効果ポイントが響き惜敗となる。 最後に今回、体力別予選の他に格闘ルール・基本ルール・ビジネスマンクラス・女子部等に出場された支部の皆さん、本当に御苦労様でした。 試合をすることにより、各自それぞれに「課題」が見つかったと思いますので私自身サポートしますから、これからも石巻支部のページをみんなで、めくって行きましょう! 当面は来月17日(日)の「北斗旗全日本体力別」出場者へのバックアップからですが 押 忍
一般女子の部 加藤睦美(6級) 今年初の試合に参加しました。結果云々よりも…今回の試合は本当に不甲斐ない試合でした。 声掛けて頂いた各支部の支部長・先輩方は口々に「どうしたの?」とか「何があったの?」 =御心配お掛け致しました・・・ が、当の本人は自分が情けないあまりに涙さえ出ませんでした。 試合に負けて涙を流さないのは少年部の全日本以来です。 あの時は自分の稽古不足もあり、太った事で動きの鈍さが加わり、何ひとつ自分の力も出せずに終わりました。 あれほど情けない試合をまたしてしまい不甲斐無いの一言です。 応援して下さった皆様や、こんな私を憧れですと言った後輩に申し訳ないと思います。 怪我に甘え過ぎた自分にも、自己管理が出来ない自分にも喝を入れ、年齢を無駄に重ねずに成長を続けていきたいと思います。 押 忍
ビジネスマンクラス4級以上の部 ベスト4 西條 哲(4級) 今回、交流試合(ビジネスマンクラス)に出場するにあたって、実に5年ぶりということで「初心」に帰って挑みました。 年齢=体力的なことを鑑み「ビジネスマンクラス」で頑張ろうと思い、試合出場を決心してからは仕事の都合上もあり稽古不足になりがちでも、支部塾生の皆さんに鍛えてもらい当日を迎えました。 いざ初戦が始まり相手の選手は茶帯(2級)の選手でした。試合序盤は緊張からか思い通りの動きが出来ずにパンチをもらった様な気がします。 それでも慣れてきたら、なんとなく相手の動きが見え打撃+投げまで繰り出し、試合全般をとおしても「勝ったかな?」と思いながら、なんとか優勢勝ち。 続く2回戦目(組合せ上、準決勝戦)の相手選手は、自分よりも数段(?)大きかったですが、ここに来て緊張も解けて実に(?)相手の動きが見え、パンチ+蹴りがスムーズに出せた様な気がします。 効いた打撃も無く、これは勝った=次は決勝だ・・・と思いきや判定負けに「何で?」と思ったし、支部塾生の皆さんも「え〜」と言ってくれましたが「勝負は時の運」仕方がありません。もっと明確に印象付けないといけないのだなあ〜と思いました。 最後に本大会主催した一関・水沢・気仙沼支部の皆さん、三浦師範を始め諸先輩の方々+セコンド・応援の皆さん、ビデオ撮影担当の阿部裕美さん、色々とありがとうございました。 これからも御指導方よろしくお願いいたします! 押 忍
体力別予選 重量級リーグ戦1勝1敗 千葉新市(初段) 今回の予選では、前回の悔しさ=「なんで?」と思うところもあり絶対「本戦」(5.17北斗旗体力別)に出場してやるという気持ちで稽古してきました。 自分は重量級にエントリーしましたが、今回の(も)試合はリーグ戦(軽重量級・重量級・超重量級の各優勝者がトーナメントに移行するルールにもなっていましたが)でした。 1人目は盛岡の吉田さんと戦うことになりました。 前回(昨年の秋期体力別東北地区予選 同クラス)は勝ちましたが、気を抜かず攻めて行こうと思いました。試合が始まりお互い様子見にはなりましたが、先に攻めて来られパンチをちょっともらいすぎてヤバイと思い、負けずにパンチを出しました。 その後(流れの中で)グランドになった時に腕を取られましたが冷静に対応して、かわすことが出来たことは稽古(練習)の成果が出たんだなぁと思いました。結果は判定で自分が勝ち、とりあえず1勝です。 この調子で2勝目も取りたかったのですが、2人目は秋田の高野さんが相手です。前回は腕を取られ一本負けをしているのでグランドは避け、立技(打撃)のみで行こうと思いましたが、やっぱり倒されグランドになりました。が、そこでも稽古(練習)の成果が出たのか冷静に対応出来ました。結果判定で負けましたが、今回3分戦い抜くこと(お互いノーポイント)が出来た(前回の試合では限りなく秒殺)ので満足はしています。 現時点で本戦に出場出来るかはまだわかりませんが、出るつもりで稽古(練習)を行い、もし出場出来たら恥ずかしくない試合が出来るよう稽古するつもりです。 押 忍
基本ルール 白帯の部 優 勝 阿部宏信(無級) 今回、第39回交流試合(基本ルール白帯の部 リーグ戦)に出場し、かなり緊張し苦しいながらも優勝することが出来ました。 仕事の都合や諸事情で稽古に参加出来ない事も有り、技術・体力的に不安な気持ちを残したまま試合当日を迎えました。 初戦は相手方が自分より体力指数が上と言うことで、(当然)身長が高く自分のガードの低さ(甘さ)のせいも有り、かなり顔面を蹴られてしまいましたが怯まず前に出ることが出来、勝つことが出来ました。 しかしサウスポーの相手になれていなかった為か、闘い難く相手の膝を足の甲で蹴ってしまい、痛めてしまうアクシデントも有りました。結果は本戦引き分けで延長戦に入ると、緊張も弱まり先輩方の指示を聞く事が出来ましたが、既に息が上がり「ガス欠」になってしまいました。稽古不足の結果だと思います。 2回戦目は試合直前に対戦相手が変わってしまい戸惑いましたが、勝つことが出来ました。自分の方が体力指数で上でしたが、パンチ+ローキックしか出ず(大会前にも三浦師範に指摘されましたが)身長差を活かす事が出来ず、相手との「我慢くらべ」になってしまい体力を消耗する結果になってしまいました。(※次のリーグ戦3試合目は相手選手の棄権により結果3勝目を挙げ、このクラスの優勝が決定 支部事務局談) 試合を終えて、技術・体力・精神面の全てにおいて未熟であると痛感しました。今回は「偶然に優勝出来た物」と思い驕らず、これからも稽古に励みたいです。 最後に帰りのバスでは、大変お騒がせしてしまい申し訳ございませんでした。 押 忍
体力別予選 軽重量級 優 勝 鈴木清治(弐段) 今回は試合に向けて、いつもと比べエンジンをかけるのは若干早かったと思います。 東北本部に出稽古にも行かせていただいたりと、それなりに充実していたと思います。 がしかし、仕事の方では年度末・年度始めで忙しく毎日残業で稽古にも満足に行けずにかなり間が空いてしまい、結局(結果)いつもの様に試合一週間前に追い込みをかけた感じでした。 全試合を振り返ってみると、今回はパンチが「いまいち」でしたが随所で前蹴りは有効に使えていたかなと思います。 初戦は三浦クン(秋田同好会)との試合。 いきなり大会第1試合でしたが、右のパンチに注意しつつ相手がエンジン掛る前に(こっちもエンジン掛って無いけど・・・)こちらのペースで試合を運ぶことが出来たと思います。 次の井田さん(仙台西支部)は接近(組み付き)して来るので自分のパンチの距離になれず少々苦戦しました。 自分としてはイメージしていた肘・膝・アッパーも思う様に出せませんでしたが、それでもリーチの差を活かして自分のペースで戦えたと思います。 その次の高谷先輩(東北本部)との試合(軽重量級リーグ戦 決勝戦)もリーチの差で打撃の主導権を握れたと思います。 んでもって最後は重量級優勝者・高野さん(秋田市同好会)との試合。 サウスポーで膝蹴りとグランドに注意。 それとこの後の本戦(全日本)があるから決して無理はせず、でもなんか見せ場は作りたいそれで距離を取って様子を見つつも色々やってみました。結果は判定負けでしたが・・・ まあ楽しめました。 今度の全日本が最後の選考試合となるので、後で後悔しない様に、使えるモノは何でも使って残り少ない期間を充実させたいです。 道場の皆々様これからもお相手よろしくお願いします。又、今回(今大会)も皆様のサポートありがとうございました。 押 忍 |
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