師範ブログ - 初段取得者の所感

初段取得者の所感

執筆 : 
2011-1-16
 先月19日(日)の東北地区合同審査会で、昇段審査を受験し「連続組手」において受験したビジネスマンクラス 阿部 靖さんが勝率5割以上(※通算5戦(格闘+講道館+グランド)で2勝1敗2分=3ポイント)により=見事クリア(昇段決定)し、この程(度)本部から認定証・帯が授与されたことで、その見返りとして靖さん本人に所感を書いてもらったので紹介(載せて)します。

[阿部 靖・所感]  
 12月19日の地区合同審査会で昇段を認めて頂き、ありがとうございました。
学生時代に稽古した大道塾の東京支部時代から二十数年の年月を経ての昇段に「感慨無量」です。
学生時代(3級でした)からの長いブランクの末、2007年春に44歳で石巻支部に再入門して稽古を再開いたしました。2007年秋の交流試合では足の親指を骨折し、もう空道は止めようかとも思いましたが、三浦支部長や石巻支部の皆さんの励ましでなんとか復帰し、2008年秋の交流大会のビジネスマンクラスで優勝することができました。
しかし、2009年の2月、朝に突然心臓と心膜の間に血液が溜まって心臓の動きが止まりそうになり、意識を失って救急車で病院に運ばれましたが危うく命を落しそうになるという事が起こりました。原因は不明でしたが、会社の上司や家族からは格闘技禁止令が出され、この時ばからは本気で大道塾を止めようと思いました。
しかしこの時も又、三浦支部長や石巻支部の皆さんの「道場に来て、サンドバック叩いて帰るだけでもいいじゃないですか」等のメールに励まされ、復帰を果たし今ではすっかり丈夫になって、何の異常もなく交流試合にも出場しております。
 今回昇段を許されましたが、審査の最後に塾長が「大道塾の黒帯は審査を受ければ誰でも必ず取れるというものではない。それだけに昇段した者は大道塾の黒帯としての責任と自覚を持ってほしい」という意味のことを仰っていました。
私も、昇段してやっと空道の扉を開けることが許されたと思ってこれからも稽古を続けて行きたいと思っております。最後になりましたが、稽古を休みがちな私に、いつもタイミングの良い稽古のお誘いメールをくれる三浦師範(今回も審査の前に怪我をしてしまい稽古を休んでいると、昇段審査は次回に延期しますか?では無く、スパーの相手が待ってますよ!と「鬼のメール」?が来ました)、審査の前日に、「明日に備え、投げや寝技でやっておきたい事ことがあれば付き合いますよ」とメールをくれた小川師範代、遠征の際にはいつも迎えに来てくれる三浦(秀)さんを始め石巻支部の皆さん、石巻支部に所属していなければ昇段までは絶対に続けることができなかったと感謝しております。
本当にありがとうございました。  押 忍
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