アルバムトップ : 2005年 : 2005 北斗旗オープントーナメント第2回世界空道選手権大会 :  Total:23

11月13日(日)●場 所 国立代々木競技場 第二体育館

[支部長・所 感]
 世界選手権に向け、ここ数ヶ月(9月25日・最終選考試合の代表決定からの期間)準備してきた訳で(=塾長の御配慮による本部において「強化稽古」も相乗し)セコンド対応、支部応援体制も相整い「イザ・代々木へ」と挑み・・・ 俺は鈴木の調子(前日計量後においての食事等を見ても=テンション)は悪くはないし、仮にどういう状態(体調を含め)でも「世界選手権」なんだから万全であろうが(=当然)そうでなかろうがフルパワーで挑むのは当然ではあるけど試合では暴れて(=上位進出)くれると思ったが、ロシア選手(鈴木の対戦相手であったシャラポフ・バシリー 選手 03'05'ロシア国際大会準優勝)の試合展開(=組手の強さ)にしてやられたね。
又、シャラポフ選手の踏み込んだパンチ(ロシアンフック有り)・蹴りに対し、鈴木自身、対応出来なかったこと自体一種の「恐さ」を感じたよ。当初トーナメントの組み合わせで、一回戦ベルギーのラドワン選手と対戦(当然勝って)し弾み(汗をかき=リラックスし)をつけてシャラポフ戦に挑みたかったが、選手エントリーの関係でブロック変更になったのも痛かったよ。
 今回、各階級(計量級から超重量級の5クラス+女子部の計6クラス)において2階級(中量級・超重量級)を「空道母国・日本」が威信を守ったが、他の階級はロシア勢に持って行かれたこと=ロシア勢が日本代表に勝っていくシーン(北斗旗の聖地である「代々木」において)は正直「涙」が出そう(実際、審判(主審)時は思いっ切り、目の前で見るので涙腺はやばかったね)だったよ。
 ただ悲観だけではない!鈴木自身、今回強烈な体験をした訳だが更に(強く)「打倒ロシア」に対する心に期待したいし、又今回の試合を観戦した支部塾生の皆1人1人がしかと心に焼き付けられたことを信じ、俺自身(第1回と今回の世界選手権を通じた)ロシア勢(=以外の海外選手含め)等の試合対策を今後に向け取組んで行きたいよ。
押 忍


[世界選手権観戦記] 女子部 佐々木 立子

 今回の世界選手権大会は入門して日の浅い私にとっては、まるで別世界のような話でした。応援部隊参加のお話をいただいてもぎりぎりまで迷っていましたが、大会が四年に一度ということと、師範の「世界戦は空道の最高峰の試合!女子部の試合もあるから是非、見たほうがいい」という言葉と、「てゆうか、もう申し込んであるから」の言葉に背中を押され(有無を言わさず?)参加させていただくことになりました。
 大会前日、11時半に石巻駅に集合し、仙石線で石巻を出発。私と阿部さんは自宅近くの蛇田駅から合流しました。普段、道着姿しか見ない一般部の方々が、私服でずらりと並んでいると…濃い(笑)迫力ありすぎです(^−^;)女子部は少し離れたところで遠巻きにその集団を眺めていました。仙台駅で新幹線に乗り換えると、お弁当を食べる人、眠る人、とそれぞれリラックスした雰囲気になり、つられて女子部もちょっとした旅行気分でおしゃべりに花が咲いてしまいました。
 東京到着。道に迷いながらも無事ホテルにチェックインし、鈴木さんが計量を終えた後、焼肉屋さんでお食事会になりました(HPを見ると、計量→焼肉は恒例らしいです)。ここでも「本当に明日試合なの?」と思うほどとっても和やかな雰囲気でした。そしてさすが、体育会系!みなさん見事な食べっぷりでした(あんな長いレシート見たことないです(笑))。試合を控えた鈴木さん以外は場所をホテルの部屋に移して、二次会へ。気がつくと部屋には師範、小川さん、千葉さんと女子部の阿部さん、私の五人になり、女子部二人は師範に空道の歴史をみっちり叩き込んでいただきました(小川さん、通訳ありがとうございました)
 大会当日。前日とは打って変わって、鈴木さんの周りは声をかけるのも躊躇われるような空気に包まれ、応援部隊もピンと張り詰めた表情。
大会会場は、出場国の国旗で彩られていて、応援席にいる人たちも国際色に溢れ、世界大会であることを実感させられました。世界大会開会。試合はA面、B面で同時進行されましたが、始めは不戦勝が続き、会場全体がざわついたまま試合が進んでいきました。そしていよいよ鈴木さんの試合。一戦目は不戦勝。迎えた二戦目の相手は、ロシアの強豪、シャラポフ・バシリー!!気合十分で挑んだ鈴木さんですが、パンチの連打で関節技?に持ち込まれ、惜しくも試合が終了しました。やっぱりロシアは強かった・・・
ロシア勢の強さは女子部の試合でも目の当たりにすることができました。身長150センチと小柄な選手もいましたが、日本の選手とそれほど変わらないその身体からは、信じられないような強烈なパンチの連打が繰り出されました。その圧倒的なパワーのほうに目を奪われ、不覚にも日本人選手の技をつい見逃してしまうほどでした・・・。
今回の世界選手権では、「空道」の世界を肌で感じ、これまでの人生で味わったことのない経験ができたと思います。
世界選手権目前の稽古、支部の強豪達を相手に激しい連続スパーリングで自分を追い込み試合に臨んだ鈴木さん、そしてスパーリング・セコンドと支部の方々が一丸となってサポートする姿に本当に胸が熱くなりました。鈴木さん、支部の皆さん本当にお疲れ様でした!!
私自身、来月の審査に目標を定め、日々稽古に励みたいと思いますので、よろしくお願いします。
押 忍



[世界選手権・我戦えり] 軽重量級 鈴木 清治(初 段)

 今大会を振り返ってみて、例えるなら「走り幅跳び」で長い(ゆっくりとした)助走の後、跳んだ瞬間コケて顔から突っ込んだ感じです。
幸か不幸か(結果からいえば不幸か?)欠員が出たおかげで初戦の試合が無くなり二回戦でいきなりロシアのシャラポフ・バシリー(今大会 軽重量級準優勝)との戦いになりました。
彼の試合をビデオでは何十回と見てきましたが、ワンツーから左ミドルのコンビネーションを多用するように思えたので、チャンスがあればミドルをキャッチしアキレス狙いでいこうかなと考えていましたが・・・甘い考えでした。
 決して気持ちが舞い上がっていた訳ではありませんが、開始直後ラッシュ→テイクダウン→マウントパンチ(直接当たっていた=反則です)→腕十字とセオリー通りのパターンで、またしてもグランドにおいて何も出来ず負けてしまいました。
負けたことよりも実力を出し切れないまま、それこそ自分としては骨を1本2本くらい折ってもいい「覚悟」だったので、何も出来ないまま終って悔しいand恥ずかしい気持ちです(穴があったら冬眠したいです)
 東京へ石巻支部から「大応援団」が来ていただいたのに、すぐ負けてしまって大変申し訳ないです(ゴメン!)
 ロシア人(=海外の選手)との力の差が歴然としているのは以前から痛感していましたが、その差を限りなく0(ゼロ)にする稽古期間は十分にあったはずでした。それに加え本部での計5回の合宿、海外遠征の試合等様々な経験をして来ました。本来なら今のレベルよりも更に高いレベルにいなければなりません、これは自分自身の怠慢であります。
今後、技術面(特にグランド)の戦術もですが、まずは海外の選手と対等に渡り合える強靱な肉体(目標:ベンチプレス150?・スクワット240?+太い首)を手に入れ4年後また再挑戦します。
 今回、世界大会の舞台へ出場させて頂いた東 先生、事務局長そして三浦師範、本当にありがとうございました。こんな結果に終ってしまいましたが、いつか「恩返し」出来る日まで今後も精進していきます。そして応援して下さった道場の皆さん、応援に来てくれた方々本当にありがとうございました。4年後も皆さんと東京へ行けるように今度こそは「祝杯」をあげられるように頑張りますので今後ともよろしく御願いします。
押 忍
 
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降壇前の礼法・・特にコメントなし

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鈴木の肩を支え控え室に戻るが・・何を言ったか精一杯の気持ちを込めて「御苦労さん」と言った記憶はあるが?

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試合を終えて支部の面々と会場前にてカシャ
この時、俺の想いは4年後(第3回世界選手権)迄のプロローグで一杯だったよ

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